原油反落。米主要株価指数の反落などで。75.67ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,308.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年09月限は16,020元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年07月限は583.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1332.7ドル(前日比22.05ドル縮小)、円建てで6,693円(前日比158円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月10日大引け時点 6番限)
金 11,610円/g
白金 4,917円/g
ゴム 356.5円/kg
とうもろこし 39,480円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「自主減産縮小でも大増産は起きない」
前回は、「はじめ低迷・あと上昇はプラチナで可能」として、積み立てシミュレーション(3パターンの累積保有数量)について述べました。
今回は、「自主減産縮小でも大増産は起きない」として、OPECプラスの減産(イメージ)について述べます。
OPEC(石油輸出国機構)は現在、一部の非加盟国とともに原油の減産を実施しています。2017年1月にはじまった協調体制を彼ら自身、DoC(協力体制 Declaration of Cooperation)と呼んでいます(自らをOPECプラスとは呼んでいない)。
減産に参加しているOPECプラスの原油生産量のイメージは以下のとおりです。自主減産を段階的に終了することとなったものの、大幅に順守している状態にある協調減産は2025年12月まで継続することが決まっています。
図のとおり、自主減産が縮小し、仮に生産量が上限一杯に達したとしても、2018年や19年の生産水準を上回ることはありません。後述しますが、彼らは強い覚悟で減産を行っており、生産量が上限を超えて減産非順守に陥ることはないと、筆者はみています。その意味では、自主減産の縮小が、大幅な供給過剰をもたらす理由にはならないと言えます。
彼らは自らの武器である高い生産シェア(およそ54%、2024年5月時点)を利用し、たくみに生産量を調整したり、世論のすきまを縫ったりしています。原油価格を高止まりさせられるように、細心の注意を払いながら生産活動を行っているのが、今のOPECプラスだといえます。
彼らはなぜ、強い覚悟で減産を行っているのでしょうか。次回以降、OPECプラスの思想が垣間見える、詩(ポエム)に着目します。
図:OPECプラスの減産(イメージ) 単位:万バレル/日量
出所:ライスタッドエナジー、JODIのデータおよびOPECの資料をもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。2,308.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。24年09月限は16,020元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。24年07月限は583.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1332.7ドル(前日比22.05ドル縮小)、円建てで6,693円(前日比158円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(6月10日大引け時点 6番限)
金 11,610円/g
白金 4,917円/g
ゴム 356.5円/kg
とうもろこし 39,480円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「自主減産縮小でも大増産は起きない」
前回は、「はじめ低迷・あと上昇はプラチナで可能」として、積み立てシミュレーション(3パターンの累積保有数量)について述べました。
今回は、「自主減産縮小でも大増産は起きない」として、OPECプラスの減産(イメージ)について述べます。
OPEC(石油輸出国機構)は現在、一部の非加盟国とともに原油の減産を実施しています。2017年1月にはじまった協調体制を彼ら自身、DoC(協力体制 Declaration of Cooperation)と呼んでいます(自らをOPECプラスとは呼んでいない)。
減産に参加しているOPECプラスの原油生産量のイメージは以下のとおりです。自主減産を段階的に終了することとなったものの、大幅に順守している状態にある協調減産は2025年12月まで継続することが決まっています。
図のとおり、自主減産が縮小し、仮に生産量が上限一杯に達したとしても、2018年や19年の生産水準を上回ることはありません。後述しますが、彼らは強い覚悟で減産を行っており、生産量が上限を超えて減産非順守に陥ることはないと、筆者はみています。その意味では、自主減産の縮小が、大幅な供給過剰をもたらす理由にはならないと言えます。
彼らは自らの武器である高い生産シェア(およそ54%、2024年5月時点)を利用し、たくみに生産量を調整したり、世論のすきまを縫ったりしています。原油価格を高止まりさせられるように、細心の注意を払いながら生産活動を行っているのが、今のOPECプラスだといえます。
彼らはなぜ、強い覚悟で減産を行っているのでしょうか。次回以降、OPECプラスの思想が垣間見える、詩(ポエム)に着目します。
図:OPECプラスの減産(イメージ) 単位:万バレル/日量
出所:ライスタッドエナジー、JODIのデータおよびOPECの資料をもとに筆者作成