原油反発。米主要株価指数の反発などで。68.39ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,560.80ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は17,620元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年12月限は523.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1621.9ドル(前日比21.10ドル縮小)、円建てで8,208円(前日比10円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月14日 17時10分時点 6番限)
金 12,878円/g
白金 4,670円/g
ゴム 343.8円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,125円/mmBtu(25年2月限 11月11日17時51分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「金(ゴールド)の『悲喜こもごも』を分解」
前回は、「ラーニング(学習)ゾーンへの移行が急務」として、トランプ2.0環境下の「全体観(一例)」を確認しました。
今回は、「金(ゴールド)の『悲喜こもごも』を分解」として、トランプ2.0環境下における金(ゴールド)相場の環境(一例)を確認します。
金(ゴールド)相場の「悲喜こもごも」について、書きます。ここでは、喜(明)を上昇要因、非(暗)を下落要因とします。以下の図のとおり、トランプ氏は、複数の上昇要因と、同時に複数の下落要因をもたらす可能性があります。
上昇要因は、中東リスク拡大、米中リスク拡大、米利下げ・ドル安加速観測、米国の民主主義停滞、世界分断深化、中央銀行の買い増加などです。下落要因は、トランプ・トレード(株高・ドル高)継続、利上げ(インフレ退治)観測、ウクライナ戦争縮小観測、東アジア情勢悪化停止観測などです。
トランプ氏は、ほぼ同時にこれらの「悲喜こもごも」を振りまき、金(ゴールド)相場に、上昇と下落、両方の圧力をかける可能性があります。これにより、金(ゴールド)相場は、これらの上下の圧力に挟まれ、現在の価格水準を維持しつつ、バランスが勝った方に推移(上昇圧力が下落圧力に勝れば上昇、下落圧力が上昇圧力に勝れば下落)する可能性があります。
この図からも、トランプ2.0環境下において、有事だけ、株との逆相関だけ、ドルとの逆相関だけ、で分析ができないことが分かります。これら過去の常識の一つ一つは、多数の中の一つ、つまり「点」です。これらにのみ注目をして行う分析は、前回述べたコンフォートゾーンでの分析であり、ラーニングゾーンでの分析が求められるトランプ2.0環境下にはなじみません。
図:トランプ2.0環境下における金(ゴールド)相場の環境(一例)
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。2,560.80ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年01月限は17,620元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年12月限は523.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1621.9ドル(前日比21.10ドル縮小)、円建てで8,208円(前日比10円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月14日 17時10分時点 6番限)
金 12,878円/g
白金 4,670円/g
ゴム 343.8円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,125円/mmBtu(25年2月限 11月11日17時51分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「金(ゴールド)の『悲喜こもごも』を分解」
前回は、「ラーニング(学習)ゾーンへの移行が急務」として、トランプ2.0環境下の「全体観(一例)」を確認しました。
今回は、「金(ゴールド)の『悲喜こもごも』を分解」として、トランプ2.0環境下における金(ゴールド)相場の環境(一例)を確認します。
金(ゴールド)相場の「悲喜こもごも」について、書きます。ここでは、喜(明)を上昇要因、非(暗)を下落要因とします。以下の図のとおり、トランプ氏は、複数の上昇要因と、同時に複数の下落要因をもたらす可能性があります。
上昇要因は、中東リスク拡大、米中リスク拡大、米利下げ・ドル安加速観測、米国の民主主義停滞、世界分断深化、中央銀行の買い増加などです。下落要因は、トランプ・トレード(株高・ドル高)継続、利上げ(インフレ退治)観測、ウクライナ戦争縮小観測、東アジア情勢悪化停止観測などです。
トランプ氏は、ほぼ同時にこれらの「悲喜こもごも」を振りまき、金(ゴールド)相場に、上昇と下落、両方の圧力をかける可能性があります。これにより、金(ゴールド)相場は、これらの上下の圧力に挟まれ、現在の価格水準を維持しつつ、バランスが勝った方に推移(上昇圧力が下落圧力に勝れば上昇、下落圧力が上昇圧力に勝れば下落)する可能性があります。
この図からも、トランプ2.0環境下において、有事だけ、株との逆相関だけ、ドルとの逆相関だけ、で分析ができないことが分かります。これら過去の常識の一つ一つは、多数の中の一つ、つまり「点」です。これらにのみ注目をして行う分析は、前回述べたコンフォートゾーンでの分析であり、ラーニングゾーンでの分析が求められるトランプ2.0環境下にはなじみません。
図:トランプ2.0環境下における金(ゴールド)相場の環境(一例)
出所:筆者作成