原油反発。米主要株価指数の反発などで。68.66ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,650.71ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年05月限は18,210元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年01月限は530.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1707.96ドル(前日比18.94ドル縮小)、円建てで8,218円(前日比23円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月2日 17時18分時点 6番限)
金 12,765円/g
白金 4,547円/g
ゴム -円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,252円/mmBtu(25年3月限 11月19日17時18分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「掘って、掘って、掘りまくれ!」
前回は、「SNSは民主主義を停滞させる重要要素」として、2010年ごろ以降の世界分断発生とコモディティ(国際商品)価格上昇の背景を確認しました。
今回は、「掘って、掘って、掘りまくれ!」として、米国の原油生産量の推移を確認します。
「Drill Baby Drill(掘って、掘って、掘りまくれ!)」は、2024年の米大統領選の選挙戦において、トランプ氏が何度も口にした言葉です。こうしたことを受け、2025年1月から始まるトランプ政権下では、米国の原油生産量が大きく増え、それによって原油相場がショック級の暴落に見舞われる、という思惑が浮上しています。
下のグラフは、米国の原油生産量の推移を示しています。このグラフが大きく上昇することが、米国の原油生産量が大きく増えることを意味します。足元、米国全体のおよそ68%が、シェール主要地区由来です。おおむね、シェールが増えれば米国全体が増える、シェールが減れば米国全体が減る、という構図です。
ここから数回に分けて、米国のシェール主要地区に関わる複数のデータを確認しながら、そもそも「掘って、掘って、掘りまくれ!」は可能なのか、もし可能であれば、原油相場にどれほどのインパクトをもたらすのか、について考察します。
昨今の各種市場(原油だけではなく、金(ゴールド)も株式や通貨、金利など他の市場も)と向き合う際は、イメージを優先しすぎない、できるだけ広範囲の材料を認識する、時間軸ごとに複数の材料を分ける、などが求められています。
その意味で、「掘って、掘って、掘りまくれ!」とトランプ氏が連呼したから原油相場が暴落する、というシナリオはいささか乱暴だと感じます。冷静な分析が求められます。
図:米国の原油生産量の推移 単位:百万バレル/日量
出所:EIA(米エネルギー省)のデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。2,650.71ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年05月限は18,210元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年01月限は530.9元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1707.96ドル(前日比18.94ドル縮小)、円建てで8,218円(前日比23円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月2日 17時18分時点 6番限)
金 12,765円/g
白金 4,547円/g
ゴム -円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,252円/mmBtu(25年3月限 11月19日17時18分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「掘って、掘って、掘りまくれ!」
前回は、「SNSは民主主義を停滞させる重要要素」として、2010年ごろ以降の世界分断発生とコモディティ(国際商品)価格上昇の背景を確認しました。
今回は、「掘って、掘って、掘りまくれ!」として、米国の原油生産量の推移を確認します。
「Drill Baby Drill(掘って、掘って、掘りまくれ!)」は、2024年の米大統領選の選挙戦において、トランプ氏が何度も口にした言葉です。こうしたことを受け、2025年1月から始まるトランプ政権下では、米国の原油生産量が大きく増え、それによって原油相場がショック級の暴落に見舞われる、という思惑が浮上しています。
下のグラフは、米国の原油生産量の推移を示しています。このグラフが大きく上昇することが、米国の原油生産量が大きく増えることを意味します。足元、米国全体のおよそ68%が、シェール主要地区由来です。おおむね、シェールが増えれば米国全体が増える、シェールが減れば米国全体が減る、という構図です。
ここから数回に分けて、米国のシェール主要地区に関わる複数のデータを確認しながら、そもそも「掘って、掘って、掘りまくれ!」は可能なのか、もし可能であれば、原油相場にどれほどのインパクトをもたらすのか、について考察します。
昨今の各種市場(原油だけではなく、金(ゴールド)も株式や通貨、金利など他の市場も)と向き合う際は、イメージを優先しすぎない、できるだけ広範囲の材料を認識する、時間軸ごとに複数の材料を分ける、などが求められています。
その意味で、「掘って、掘って、掘りまくれ!」とトランプ氏が連呼したから原油相場が暴落する、というシナリオはいささか乱暴だと感じます。冷静な分析が求められます。
図:米国の原油生産量の推移 単位:百万バレル/日量
出所:EIA(米エネルギー省)のデータをもとに筆者作成