原油反発。米主要株価指数の反発などで。69.37ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,632.64ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年05月限は17,530元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年02月限は540.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1679.44ドル(前日比2.24ドル拡大)、円建てで8,522円(前日比89円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月24日 12時41分時点 6番限)
金 13,272円/g
白金 4,750円/g
ゴム 367.5円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,960円/mmBtu(25年4月限 12月19日17時25分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「米国金融政策:『利下げ方針堅持』で十分」
前回は、「記録的な『大幅上昇』を演じた2024年」として、金(ゴールド)市場を取り巻く環境(2024年)を確認しました。
今回は、「米国金融政策:『利下げ方針堅持』で十分」として、FRBの利上げ・利下げが及ぼす金(ゴールド)相場への影響を確認します。
米国の中央銀行にあたる「FRB(米連邦準備制度理事会)」は、2023年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げから利下げにかじを切りました。それ以降、足元も含め、時期や下げ幅など「程度」の議論はあれども、「利下げ」の方向でおおむね一致しています。
2019年半ばから2020年5月まで行われた利下げ局面で、ドル建て金(ゴールド)価格は上昇しました。米国の利下げが、ドルを保有するメリットが薄まる→金利が付かない金(ゴールド)のデメリットが薄まる、という連想を生んだことが主な要因です。
米国の利下げは、ドル建て金(ゴールド)相場に「代替通貨(ドルの代わり)」起因の圧力をもたらします。
その後、2022年・2023年は、記録的な利上げによって生じたドル高が、ドル建て金(ゴールド)相場に「代替通貨」起因の強い下落圧力をもたらしました(下図左側参照)。
この間、ウクライナ戦争などの有事が発生したり、それによって株価が下落したりして複数の経路で上昇圧力が生じたものの、利上げによってもたらされた下落圧力に相殺されました。(ドル高の反対側の円安により、円建て金(ゴールド)は上昇)
2024年は、図の右側のとおり、米国は利下げの方向でおおむね一致しているため(程度の議論はある)、将来的なドル安への思惑から、徐々に金(ゴールド)相場には上昇圧力がかかりやすくなっていると言えます。(米国の利下げ回数が多ければ多いほど、利下げ幅が大きければ大きいほど、金(ゴールド)相場への「代替通貨」起因の上昇圧力は大きくなり得る)
程度の議論がなされる中で、いかに利下げ回数の予想が減少したとしても、いかに利下げ幅の予想が小さくなったとしても、「利下げ方針」が保持されていれば、金(ゴールド)相場には上昇圧力がかかり続ける可能性があります。2025年も、米国の金融政策をきっかけとした「代替通貨」起因の上昇圧力が続くと筆者は考えています。
図:FRBの利上げ・利下げが及ぼす金(ゴールド)相場への影響

出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。2,632.64ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年05月限は17,530元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年02月限は540.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1679.44ドル(前日比2.24ドル拡大)、円建てで8,522円(前日比89円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月24日 12時41分時点 6番限)
金 13,272円/g
白金 4,750円/g
ゴム 367.5円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,960円/mmBtu(25年4月限 12月19日17時25分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「米国金融政策:『利下げ方針堅持』で十分」
前回は、「記録的な『大幅上昇』を演じた2024年」として、金(ゴールド)市場を取り巻く環境(2024年)を確認しました。
今回は、「米国金融政策:『利下げ方針堅持』で十分」として、FRBの利上げ・利下げが及ぼす金(ゴールド)相場への影響を確認します。
米国の中央銀行にあたる「FRB(米連邦準備制度理事会)」は、2023年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)で利上げから利下げにかじを切りました。それ以降、足元も含め、時期や下げ幅など「程度」の議論はあれども、「利下げ」の方向でおおむね一致しています。
2019年半ばから2020年5月まで行われた利下げ局面で、ドル建て金(ゴールド)価格は上昇しました。米国の利下げが、ドルを保有するメリットが薄まる→金利が付かない金(ゴールド)のデメリットが薄まる、という連想を生んだことが主な要因です。
米国の利下げは、ドル建て金(ゴールド)相場に「代替通貨(ドルの代わり)」起因の圧力をもたらします。
その後、2022年・2023年は、記録的な利上げによって生じたドル高が、ドル建て金(ゴールド)相場に「代替通貨」起因の強い下落圧力をもたらしました(下図左側参照)。
この間、ウクライナ戦争などの有事が発生したり、それによって株価が下落したりして複数の経路で上昇圧力が生じたものの、利上げによってもたらされた下落圧力に相殺されました。(ドル高の反対側の円安により、円建て金(ゴールド)は上昇)
2024年は、図の右側のとおり、米国は利下げの方向でおおむね一致しているため(程度の議論はある)、将来的なドル安への思惑から、徐々に金(ゴールド)相場には上昇圧力がかかりやすくなっていると言えます。(米国の利下げ回数が多ければ多いほど、利下げ幅が大きければ大きいほど、金(ゴールド)相場への「代替通貨」起因の上昇圧力は大きくなり得る)
程度の議論がなされる中で、いかに利下げ回数の予想が減少したとしても、いかに利下げ幅の予想が小さくなったとしても、「利下げ方針」が保持されていれば、金(ゴールド)相場には上昇圧力がかかり続ける可能性があります。2025年も、米国の金融政策をきっかけとした「代替通貨」起因の上昇圧力が続くと筆者は考えています。
図:FRBの利上げ・利下げが及ぼす金(ゴールド)相場への影響

出所:筆者作成