原油、クリスマスで休場。
金、クリスマスで休場。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年05月限は17,705元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年02月限は547.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1673.2ドル(前日比0.00ドル拡大)、円建てで8,510円(前日比4円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月25日 17時00分時点 6番限)
金 13,310円/g
白金 4,800円/g
ゴム 368.5円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,960円/mmBtu(25年4月限 12月19日17時25分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「中央銀行:新興国中心の買いは続くだろう」
前回は、「米国金融政策:『利下げ方針堅持』で十分」として、金(ゴールド)市場を取り巻く環境(2024年)を確認しました。
今回は、「中央銀行:新興国中心の買いは続くだろう」として、中央銀行による金(ゴールド)買い越し量の推移(2010年~)を確認します。
前回、金(ゴールド)市場を取り巻くテーマのうち、短中期の時間軸に該当する「有事ムード」「代替資産(株の代わり)」「代替通貨(ドルの代わり)」について述べました。ここからは、中長期に該当するテーマの一つ「中央銀行」、超長期に該当する「見えないジレンマ」について、述べます。
以下の図は、中央銀行による金(ゴールド)買い越し量の推移です。各国の中央銀行は、対外的に何かあった時のために備えている資金である「外貨準備高」の一部を、金(ゴールド)で保有しています。2010年以降、中央銀行は全体として、金(ゴールド)の保有高を積み上げ続けています。
ウクライナ戦争が勃発したり、世界的にインフレが進んだりした2022年の買い越し(購入-売却)量は、年単位として過去最高になりました。翌2023年は過去2番目、2024年はそれに次ぐ規模になりそうです。2024年の上半期は、上半期として過去最高でした。
WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)が毎年行っている、中央銀行へのアンケート調査によれば、中央銀行が金(ゴールド)を保有する際の意識決定の主なトピックは、長期的な価値保全/インフレヘッジ」「危機時のパフォーマンス」「効果的なポートフォリオの分散化」「歴史的地位」などでした(2024年調査)。
また、いくつかの新興国の中央銀行は「制裁への懸念」「政策ツール」「国際通貨システムの変化の予期」などといった、先進国の中央銀行が選ばなかった選択肢を選択しました。
全体的に、中央銀行は金(ゴールド)を、長期視点の時流において大きなマイナスの事象が起きた時に影響を軽減してくれる資産、と認識している節があります。
同アンケートでは、5年後、中央銀行の金(ゴールド)の保有比率はどうなると思いますか?という質問もなされました。回答結果は、全体の69%が金(ゴールド)の保有比率は上昇すると思っている、というものでした。
新興国の中央銀行の75%だけでなく、先進国の中央銀行の57%が5年後の中央銀行の金(ゴールド)の保有比率が上昇すると思っているという回答結果(全体としては69%が上昇すると思っている)は、世界全体に、長期視点の漠然とした不安がまん延していることを示唆しています。2025年も引き続き、中央銀行全体の買い越しは、続く可能性があります。
図:中央銀行による金(ゴールド)買い越し量の推移(2010年~) 単位:トン

出所:WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)の資料をもとに筆者作成
金、クリスマスで休場。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年05月限は17,705元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年02月限は547.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1673.2ドル(前日比0.00ドル拡大)、円建てで8,510円(前日比4円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月25日 17時00分時点 6番限)
金 13,310円/g
白金 4,800円/g
ゴム 368.5円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,960円/mmBtu(25年4月限 12月19日17時25分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「中央銀行:新興国中心の買いは続くだろう」
前回は、「米国金融政策:『利下げ方針堅持』で十分」として、金(ゴールド)市場を取り巻く環境(2024年)を確認しました。
今回は、「中央銀行:新興国中心の買いは続くだろう」として、中央銀行による金(ゴールド)買い越し量の推移(2010年~)を確認します。
前回、金(ゴールド)市場を取り巻くテーマのうち、短中期の時間軸に該当する「有事ムード」「代替資産(株の代わり)」「代替通貨(ドルの代わり)」について述べました。ここからは、中長期に該当するテーマの一つ「中央銀行」、超長期に該当する「見えないジレンマ」について、述べます。
以下の図は、中央銀行による金(ゴールド)買い越し量の推移です。各国の中央銀行は、対外的に何かあった時のために備えている資金である「外貨準備高」の一部を、金(ゴールド)で保有しています。2010年以降、中央銀行は全体として、金(ゴールド)の保有高を積み上げ続けています。
ウクライナ戦争が勃発したり、世界的にインフレが進んだりした2022年の買い越し(購入-売却)量は、年単位として過去最高になりました。翌2023年は過去2番目、2024年はそれに次ぐ規模になりそうです。2024年の上半期は、上半期として過去最高でした。
WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)が毎年行っている、中央銀行へのアンケート調査によれば、中央銀行が金(ゴールド)を保有する際の意識決定の主なトピックは、長期的な価値保全/インフレヘッジ」「危機時のパフォーマンス」「効果的なポートフォリオの分散化」「歴史的地位」などでした(2024年調査)。
また、いくつかの新興国の中央銀行は「制裁への懸念」「政策ツール」「国際通貨システムの変化の予期」などといった、先進国の中央銀行が選ばなかった選択肢を選択しました。
全体的に、中央銀行は金(ゴールド)を、長期視点の時流において大きなマイナスの事象が起きた時に影響を軽減してくれる資産、と認識している節があります。
同アンケートでは、5年後、中央銀行の金(ゴールド)の保有比率はどうなると思いますか?という質問もなされました。回答結果は、全体の69%が金(ゴールド)の保有比率は上昇すると思っている、というものでした。
新興国の中央銀行の75%だけでなく、先進国の中央銀行の57%が5年後の中央銀行の金(ゴールド)の保有比率が上昇すると思っているという回答結果(全体としては69%が上昇すると思っている)は、世界全体に、長期視点の漠然とした不安がまん延していることを示唆しています。2025年も引き続き、中央銀行全体の買い越しは、続く可能性があります。
図:中央銀行による金(ゴールド)買い越し量の推移(2010年~) 単位:トン

出所:WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)の資料をもとに筆者作成