原油反発。米国のパリ協定再離脱観測などで。75.08ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。2,705.61ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年05月限は16,980元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年02月限は588.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1707.76ドル(前日比1.36ドル拡大)、円建てで8,875円(前日比36円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月10日 18時01分時点 6番限)
金 13,662円/g
白金 4,787円/g
ゴム 368.1円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,960円/mmBtu(25年4月限 12月19日17時25分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「2025年は読書と料理で投資効率を上げる」
前回は、「原油:高止まり、インフレを投資機会へ」として、原油市場を取り巻く環境(2024年)を確認しました。
今回は、「2025年は読書と料理で投資効率を上げる」として、トランプ2.0に対応する「ゾーン」を確認します。
2025年はトランプ2.0のスタートの年です。以下のとおり、トランプ2.0環境下では、同じテーマでも正反対の意味を持つ、明(喜)と暗(悲)が同時に創出され、これまで以上に、材料を点で見ることが許されなくなることが予想されます。
また、この数回で個別に材料を確認したとおり、金(ゴールド)、プラチナ、原油、いずれも、2024年と同様、上下両方の圧力が同時に発生し得ます。この点からも、分析の際、材料を点で見てはいけないことが分かります。
例えば2024年8月初旬、米国の主要株価指数と金(ゴールド)相場が同時に下落しました。代替資産(株の代わり)起因の上昇圧力がかかったものの、代替通貨(ドルの代わり)起因の下落圧力が勝ったためです。
この時、過去の常識(株と金(ゴールド)は逆相関)にとらわれず、複数の材料起因の圧力を同時に認識することができれば、簡単に値動きを説明することができました。「全体観」を意識できたかどうかが、分析精度を左右する、大きな(大きな)ポイントでした。悲喜こもごもの2025年は、全体観への意識がさらに重要になると考えられます。
個人投資家を含む市場関係者は、材料を認識する際、複数をつなぎ合わせて線や面にしなければなりません。頭の中の空間を拡張することが求められているのです。こうしたことを実現することは、以下で示す「ラーニングゾーン」に移行することと、同じ意味です。
ラーニングゾーンに移行するための方法については、世界中で研究が行われていますが、筆者が考える最も簡単な方法は「読書」と「料理」です。読書は頭の中に自由に無限の絵を描く機会です。料理は目に見えないさまざまな事象を頭の中で掛け合わせ、味をまとめ上げる機会です。頭の中の空間を拡張し、全体観を意識する訓練にうってつけです。
2025年、市場関係者が投資効率を上げるためにとるべき行動は、読書と料理だと筆者は確信しています。生きる術をも増強し得るこれらは、転職と異なりすぐにでき、リスキリングに比べて各段に少額でできます。ぜひ、積極的に行ってみてください。
図:トランプ2.0に対応する「ゾーン」
出所:各種資料より筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。2,705.61ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年05月限は16,980元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年02月限は588.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1707.76ドル(前日比1.36ドル拡大)、円建てで8,875円(前日比36円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月10日 18時01分時点 6番限)
金 13,662円/g
白金 4,787円/g
ゴム 368.1円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,960円/mmBtu(25年4月限 12月19日17時25分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「2025年は読書と料理で投資効率を上げる」
前回は、「原油:高止まり、インフレを投資機会へ」として、原油市場を取り巻く環境(2024年)を確認しました。
今回は、「2025年は読書と料理で投資効率を上げる」として、トランプ2.0に対応する「ゾーン」を確認します。
2025年はトランプ2.0のスタートの年です。以下のとおり、トランプ2.0環境下では、同じテーマでも正反対の意味を持つ、明(喜)と暗(悲)が同時に創出され、これまで以上に、材料を点で見ることが許されなくなることが予想されます。
また、この数回で個別に材料を確認したとおり、金(ゴールド)、プラチナ、原油、いずれも、2024年と同様、上下両方の圧力が同時に発生し得ます。この点からも、分析の際、材料を点で見てはいけないことが分かります。
例えば2024年8月初旬、米国の主要株価指数と金(ゴールド)相場が同時に下落しました。代替資産(株の代わり)起因の上昇圧力がかかったものの、代替通貨(ドルの代わり)起因の下落圧力が勝ったためです。
この時、過去の常識(株と金(ゴールド)は逆相関)にとらわれず、複数の材料起因の圧力を同時に認識することができれば、簡単に値動きを説明することができました。「全体観」を意識できたかどうかが、分析精度を左右する、大きな(大きな)ポイントでした。悲喜こもごもの2025年は、全体観への意識がさらに重要になると考えられます。
個人投資家を含む市場関係者は、材料を認識する際、複数をつなぎ合わせて線や面にしなければなりません。頭の中の空間を拡張することが求められているのです。こうしたことを実現することは、以下で示す「ラーニングゾーン」に移行することと、同じ意味です。
ラーニングゾーンに移行するための方法については、世界中で研究が行われていますが、筆者が考える最も簡単な方法は「読書」と「料理」です。読書は頭の中に自由に無限の絵を描く機会です。料理は目に見えないさまざまな事象を頭の中で掛け合わせ、味をまとめ上げる機会です。頭の中の空間を拡張し、全体観を意識する訓練にうってつけです。
2025年、市場関係者が投資効率を上げるためにとるべき行動は、読書と料理だと筆者は確信しています。生きる術をも増強し得るこれらは、転職と異なりすぐにでき、リスキリングに比べて各段に少額でできます。ぜひ、積極的に行ってみてください。
図:トランプ2.0に対応する「ゾーン」
出所:各種資料より筆者作成