原油反発。米主要株価指数の反発などで。70.02ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。3,154.74ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年05月限は16,560元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年05月限は537.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2141.04ドル(前日比22.84ドル拡大)、円建てで10,389円(前日比50円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月31日 17時03分時点 6番限)
金 15,063円/g
白金 4,674円/g
ゴム (まだ出来ず)
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,097円/mmBtu(25年7月限 3月21日17時47分時点)
●NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「日本を含めて『世界分裂』が深刻化」
前回は、「プラチナだけが満たす積立効率化条件」として、プラチナの自動車排ガス浄化装置向け需要の推移を確認しました。
今回は、「日本を含めて『世界分裂』が深刻化」として、自由民主主義指数(2024年)を確認します。
日本では2025年度がスタートします。この4月から社会に出たり、学校に入ったりして、生活環境が変わった方も多いと思います。この節目に改めて、わたしたちが暮らす世界情勢を確認します。
V-Dem研究所(スウェーデン)は、「自由民主主義指数(Liberal democracy index)」を算出・公表しています。この指数は、行政の抑制と均衡、市民の自由の尊重、法の支配、立法府と司法の独立性など、自由や民主主義に関する多数の要素が考慮されています。
下の図は、今年3月に公表された2024年時点の状況です。青が濃ければ濃いほど、その国は自由で民主的な度合いが高く、薄ければ薄いほど、その国は自由で民主的な度合いが低いことを意味します。
率直に言って今、世界は民主主義が行き詰まり、分裂状態にあります。民主主義をよしとする欧米が中心の西側と(日本を含む)、そうでない非西側の間に明確な溝が生じています。人口シェアで言えば、前者が約17%、後者が約77%と、圧倒的に民主的な度合いが低い国が優位です。
自由民主主義指数の世界平均の推移を確認すると、世界規模の戦争勃発時は低下し、戦争終結後は上昇してきたことがわかります。特に冷戦終結後の1990年代、世界的な民主化の流れが目立った時期には、大きく上昇しました。
しかし2010年ごろ、同指数の上昇は終わり、逆に低下が始まりました。そして冒頭の濃い青と薄い青が混在した図が示したとおり、分裂が深刻化した状態に至りました。「2010年ごろ」、わたしたちが暮らす世界は大きな岐路を迎えていたのです。
図:自由民主主義指数(2024年)

出所:V-Dem研究所などのデータより筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。3,154.74ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。25年05月限は16,560元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年05月限は537.5元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2141.04ドル(前日比22.84ドル拡大)、円建てで10,389円(前日比50円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(3月31日 17時03分時点 6番限)
金 15,063円/g
白金 4,674円/g
ゴム (まだ出来ず)
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 2,097円/mmBtu(25年7月限 3月21日17時47分時点)
●NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「日本を含めて『世界分裂』が深刻化」
前回は、「プラチナだけが満たす積立効率化条件」として、プラチナの自動車排ガス浄化装置向け需要の推移を確認しました。
今回は、「日本を含めて『世界分裂』が深刻化」として、自由民主主義指数(2024年)を確認します。
日本では2025年度がスタートします。この4月から社会に出たり、学校に入ったりして、生活環境が変わった方も多いと思います。この節目に改めて、わたしたちが暮らす世界情勢を確認します。
V-Dem研究所(スウェーデン)は、「自由民主主義指数(Liberal democracy index)」を算出・公表しています。この指数は、行政の抑制と均衡、市民の自由の尊重、法の支配、立法府と司法の独立性など、自由や民主主義に関する多数の要素が考慮されています。
下の図は、今年3月に公表された2024年時点の状況です。青が濃ければ濃いほど、その国は自由で民主的な度合いが高く、薄ければ薄いほど、その国は自由で民主的な度合いが低いことを意味します。
率直に言って今、世界は民主主義が行き詰まり、分裂状態にあります。民主主義をよしとする欧米が中心の西側と(日本を含む)、そうでない非西側の間に明確な溝が生じています。人口シェアで言えば、前者が約17%、後者が約77%と、圧倒的に民主的な度合いが低い国が優位です。
自由民主主義指数の世界平均の推移を確認すると、世界規模の戦争勃発時は低下し、戦争終結後は上昇してきたことがわかります。特に冷戦終結後の1990年代、世界的な民主化の流れが目立った時期には、大きく上昇しました。
しかし2010年ごろ、同指数の上昇は終わり、逆に低下が始まりました。そして冒頭の濃い青と薄い青が混在した図が示したとおり、分裂が深刻化した状態に至りました。「2010年ごろ」、わたしたちが暮らす世界は大きな岐路を迎えていたのです。
図:自由民主主義指数(2024年)

出所:V-Dem研究所などのデータより筆者作成