原油反発。米主要株価指数の反発などで。63.93ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。3,451.72ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,945元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年10月限は481.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2100.57ドル(前日比0.03ドル縮小)、円建てで10,333円(前日比20円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月28日 18時48分時点 6番限)
金 16,254円/g
白金 5,921円/g
ゴム 318.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「非伝統の台頭を示す二つのデータに注目」
前回は、「非伝統が呼び起こす長期視点の株高・金(ゴールド)高」として、2000年ごろ以降のドル建て金(ゴールド)相場を巡る環境を、確認しました。
今回は、「非伝統の台頭を示す二つのデータに注目」として、自由民主主義指数(世界平均)と中国の米国債保有残高を、確認します。
以前の「[Vol.2040] 金市場で伝統的材料と非伝統的材料が両立」で述べた、非伝統的材料の一つである「中央銀行」、および「有事(非伝統的)」に関わるデータを確認します。2010年以降、中央銀行の金(ゴールド)の買い越し量(購入量-売却量)は、全体としてプラスを維持しています。特に2022年以降は過去最高水準が続いています。
ワールド・ゴールド・カウンシルの資料によれば、先進国の中央銀行は金(ゴールド)を「歴史的地位」を有する資産と見なし、保有する外貨準備高の一部に金(ゴールド)を含めることを前向きに考えていることがうかがえます。
また、新興国の中央銀行は、危機発生時のパフォーマンス、インフレへの対応、制裁時の対応、などを目的として同準備高に金(ゴールド)を組み入れていることがうかがえます。
同じ中央銀行でも、先進国と新興国とで一部、保有する動機に差があれども、金(ゴールド)を重視する姿勢に変わりはありません。世界全体の分断深化や新興国の米国離れ・ドル覇権の崩壊懸念などが、こうした流れを加速させていると考えられます。
世界分断の深化やドル覇権崩壊懸念は、超長期のテーマである「有事(非伝統的)」に関わる重要な要素です。以下のグラフは、2010年ごろ以降、自由民主主義指数(世界平均)が低下し、世界規模の分断が深まり始めたこと、新興国の超大国である中国の米国債保有残高が減少し、新興国の米国離れやドル覇権崩壊懸念が浮上し始めたことを示しています。
世界規模の分断は長期化する可能性があります。つまりそれは、世界分断が拍車をかける「中央銀行」の金(ゴールド)買いや、中国の米国債保有残高の減少が、今後も長期視点で継続する可能性があることを示唆しています。
図:自由民主主義指数(世界平均)と中国の米国債保有残高

出所:米国財務省およびV-Dem研究所のデータを基に筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。3,451.72ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,945元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。25年10月限は481.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2100.57ドル(前日比0.03ドル縮小)、円建てで10,333円(前日比20円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月28日 18時48分時点 6番限)
金 16,254円/g
白金 5,921円/g
ゴム 318.3円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物 日足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「非伝統の台頭を示す二つのデータに注目」
前回は、「非伝統が呼び起こす長期視点の株高・金(ゴールド)高」として、2000年ごろ以降のドル建て金(ゴールド)相場を巡る環境を、確認しました。
今回は、「非伝統の台頭を示す二つのデータに注目」として、自由民主主義指数(世界平均)と中国の米国債保有残高を、確認します。
以前の「[Vol.2040] 金市場で伝統的材料と非伝統的材料が両立」で述べた、非伝統的材料の一つである「中央銀行」、および「有事(非伝統的)」に関わるデータを確認します。2010年以降、中央銀行の金(ゴールド)の買い越し量(購入量-売却量)は、全体としてプラスを維持しています。特に2022年以降は過去最高水準が続いています。
ワールド・ゴールド・カウンシルの資料によれば、先進国の中央銀行は金(ゴールド)を「歴史的地位」を有する資産と見なし、保有する外貨準備高の一部に金(ゴールド)を含めることを前向きに考えていることがうかがえます。
また、新興国の中央銀行は、危機発生時のパフォーマンス、インフレへの対応、制裁時の対応、などを目的として同準備高に金(ゴールド)を組み入れていることがうかがえます。
同じ中央銀行でも、先進国と新興国とで一部、保有する動機に差があれども、金(ゴールド)を重視する姿勢に変わりはありません。世界全体の分断深化や新興国の米国離れ・ドル覇権の崩壊懸念などが、こうした流れを加速させていると考えられます。
世界分断の深化やドル覇権崩壊懸念は、超長期のテーマである「有事(非伝統的)」に関わる重要な要素です。以下のグラフは、2010年ごろ以降、自由民主主義指数(世界平均)が低下し、世界規模の分断が深まり始めたこと、新興国の超大国である中国の米国債保有残高が減少し、新興国の米国離れやドル覇権崩壊懸念が浮上し始めたことを示しています。
世界規模の分断は長期化する可能性があります。つまりそれは、世界分断が拍車をかける「中央銀行」の金(ゴールド)買いや、中国の米国債保有残高の減少が、今後も長期視点で継続する可能性があることを示唆しています。
図:自由民主主義指数(世界平均)と中国の米国債保有残高

出所:米国財務省およびV-Dem研究所のデータを基に筆者作成