原油反発。米主要株価指数の反発などで。59.48ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。4,082.74ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,315元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年01月限は459.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2520.79ドル(前日比8.21ドル縮小)、円建てで13,405円(前日比44円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月17日 18時05分時点 6番限)
金 20,579円/g
白金 7,174円/g
ゴム 324.7円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「『有事の金』『逆相関』も思考停止の一種」
前回は、「OPECプラスに協調減産を止めてもらう」として、OPECプラスの原油生産量と協調減産の動向(2020年4月~)を、確認しました。
今回は、「『有事の金』『逆相関』も思考停止の一種」として、国内地金大手の金(ゴールド)小売価格(税込)年間平均の前年比を、確認します。
国内大手地金商の金(ゴールド)小売価格の推移を確認すると、このおよそ四半世紀、上昇し続けていることがわかります。特に2020年以降の上昇のスピードには目を見張るものがあります。
以下のグラフは、同じ大手地金商の金(ゴールド)小売価格(税込)の年間平均の前年比を示しています。2001年から2025年までの25年分(2025年は11月14日まで)を振り返ると、上昇した年が22回、下落した年が3回でした。
上昇した22回の上昇率の平均は+14.3%、最大は+41.2%、下落した3回の下落率は-1.6%、最大は-3.7%でした。このおよそ四半世紀、消費税の増税などを考慮する必要はありますが、それを考慮したとしても、上昇し続けてきたと言えます。
こうした様子を振り返ると、「この四半世紀はいつ買っても価格がほぼ上昇した」→「買い時を考える必要がなかった」→「思考停止でよかった」、と連想することができそうです。
また、グラフ内では、1970年代に「有事の金」「インフレ時は金」と称されたように、有事やインフレが強まった時に金(ゴールド)価格が急上昇したことや、1990年代に「株と金は逆相関」と言われたように、株が高い時に金(ゴールド)価格が下落したことも確認できます。
1970年代から1990年代まで、「有事の金」「インフレ時は金」「株と金は逆相関」のいずれかで、金(ゴールド)相場の分析ができたことがうかがえます。このことは、三つのいずれかを用いれば、それ以上のことを考える必要がない「思考停止」状態で分析をすることができたことを意味します。
確かに、金(ゴールド)相場には、思考停止が存在した過去があり、そして現在も別の意味の思考停止が存在していると言えそうです。
図:国内地金大手の金(ゴールド)小売価格(税込)年間平均の前年比

出所:国内地金大手のデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。4,082.74ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,315元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年01月限は459.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2520.79ドル(前日比8.21ドル縮小)、円建てで13,405円(前日比44円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月17日 18時05分時点 6番限)
金 20,579円/g
白金 7,174円/g
ゴム 324.7円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「『有事の金』『逆相関』も思考停止の一種」
前回は、「OPECプラスに協調減産を止めてもらう」として、OPECプラスの原油生産量と協調減産の動向(2020年4月~)を、確認しました。
今回は、「『有事の金』『逆相関』も思考停止の一種」として、国内地金大手の金(ゴールド)小売価格(税込)年間平均の前年比を、確認します。
国内大手地金商の金(ゴールド)小売価格の推移を確認すると、このおよそ四半世紀、上昇し続けていることがわかります。特に2020年以降の上昇のスピードには目を見張るものがあります。
以下のグラフは、同じ大手地金商の金(ゴールド)小売価格(税込)の年間平均の前年比を示しています。2001年から2025年までの25年分(2025年は11月14日まで)を振り返ると、上昇した年が22回、下落した年が3回でした。
上昇した22回の上昇率の平均は+14.3%、最大は+41.2%、下落した3回の下落率は-1.6%、最大は-3.7%でした。このおよそ四半世紀、消費税の増税などを考慮する必要はありますが、それを考慮したとしても、上昇し続けてきたと言えます。
こうした様子を振り返ると、「この四半世紀はいつ買っても価格がほぼ上昇した」→「買い時を考える必要がなかった」→「思考停止でよかった」、と連想することができそうです。
また、グラフ内では、1970年代に「有事の金」「インフレ時は金」と称されたように、有事やインフレが強まった時に金(ゴールド)価格が急上昇したことや、1990年代に「株と金は逆相関」と言われたように、株が高い時に金(ゴールド)価格が下落したことも確認できます。
1970年代から1990年代まで、「有事の金」「インフレ時は金」「株と金は逆相関」のいずれかで、金(ゴールド)相場の分析ができたことがうかがえます。このことは、三つのいずれかを用いれば、それ以上のことを考える必要がない「思考停止」状態で分析をすることができたことを意味します。
確かに、金(ゴールド)相場には、思考停止が存在した過去があり、そして現在も別の意味の思考停止が存在していると言えそうです。
図:国内地金大手の金(ゴールド)小売価格(税込)年間平均の前年比

出所:国内地金大手のデータをもとに筆者作成
