NY金、ダブルボトム完成

著者:菊川 弘之
 前回の当欄(3/5付)で、『2020年8月から始まっている現在の金利上昇。米10年国債利回りは1.0%上昇。歴史的にみれば、1.6%台(2/25)の米金利は、まだまだ安値圏であり、景気回復と共に金利上昇圧力も続きそうだが、米金利上昇に伴うNY金の調整は、底値圏に接近しているかもしれない。NY金(4月限)は、心理的節目1700ドルを割り込んできた。依然としてチャート上の底打ち確認はできないものの、過去の10年債利回り上昇に伴う金利上昇局面におけるNY金の下落率を当てはめると、1700ドル以下は底値圏との見方もとれるだろう。~中略)。NY金は、安値売り込みを避け、買い場探し戦略が有効ではないか?』としたが、NY金(6月限)は、1700ドル割れでは買い拾われ、ダブルボトムを形成中だ。

 RSIは(反発を示唆する)逆行減少を形成しており、ネックライン(3/18高値:1756.1ドル)を明確に上抜くと、ダブルボトム完成となる。

 一目均衡表からの上値目標は、N=1757.2ドル、V=1834.9ドル、E=1836ドルなどがカウント可能だ。

 金と逆相関の米10年債利回りが、ネックライン(3/24安値:1.589)を割り込みダブルトップ完成なら、金のダブルボトムの信頼性は高まる。

 また、NY金が週足終値ベースで、52週移動平均線を超えてくると「グランビルの買い法則」が確認される。

このコラムの著者

菊川 弘之(キクカワ ヒロユキ)

日産証券主席アナリスト / 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)。
GelberGroup社、FutureTruth社などでのトレーニーを経験後、商品投資顧問会社でのディーリング部長等経て現職。
日経CNBC、BloombergTV、ストックボイス、ラジオ日経など多数のメディアに出演の他、日経新聞、時事通信などに連載、寄稿中。
また、中国、台湾、シンガポールなどで、現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。
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