原油反発。米主要株価指数の反発などで。66.75ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,869.10ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年09月限は13,390元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年07月限は436.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで634.25ドル(前日比11.15ドル拡大)、円建てで2,221円(前日比2円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月18日 17時42分頃 先限)
金 6,545円/g 白金 4,324円/g
ゴム 246.9円/kg とうもろこし 34,160円/t
●NY銅先物(期近) 月足 単位:ドル/ポンド
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「昨年末から銅需要はやや減少中」
前回は、「期待先行相場は、対象を入れ替えながら膨張」として、2020年11月ごろから目立ち始めている「期待先行相場」について書きました。
今回は、前回に関連し、「昨年末から銅需要はやや減少中」として、世界の銅需要の推移について書きます。
以下は、世界の景気動向を示す指標とされる、世界全体の銅の需要の推移です。
新型コロナが「パンデミック化した(世界的な流行となった)」と、WHO(世界保健機関)が宣言したのが2020年3月でした。この3月の前後、銅の需要は一時的な最悪期を迎えました。この最悪期、銅需要は2019年上旬以来の低水準まで、落ち込みました。
その後、主要国の大規模な金融緩和や、中国経済回復などにより、銅の需要は回復し始めました。(この点は、期待ではなく「実態」として考慮できる点です)
ただ、「2020年11月」以降、銅の需要はやや減少に転じています。直近のデータでは、世界の銅の需要は、新型コロナのパンデミック化前の水準まで減少しています。
以前の「相次ぐ、史上最高値更新。もはや「お祭り騒ぎ」!?」で述べたような、「2020年11月」を起点とした複数の銘柄の記録的な価格上昇に実態(需要増加)が伴っているのか?と問われれば、ゼロではないが十分ではない、と答えざるを得ません。世界の石油の需要も、回復はしているものの、「2020年11月」前後以降は横ばいとなり、新型コロナのパンデミック化前の水準に戻っていません。
世界の景気動向を示す指標とされる、世界全体の銅と石油の需要動向から見て、「期待先行」という考え方が、相次ぐ史上最高値更新を正しく説明していると感じます。
図:世界の銅需要 単位:百万トン
出所:ブルームバーグより筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,869.10ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。21年09月限は13,390元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。21年07月限は436.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで634.25ドル(前日比11.15ドル拡大)、円建てで2,221円(前日比2円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月18日 17時42分頃 先限)
金 6,545円/g 白金 4,324円/g
ゴム 246.9円/kg とうもろこし 34,160円/t
●NY銅先物(期近) 月足 単位:ドル/ポンド
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「昨年末から銅需要はやや減少中」
前回は、「期待先行相場は、対象を入れ替えながら膨張」として、2020年11月ごろから目立ち始めている「期待先行相場」について書きました。
今回は、前回に関連し、「昨年末から銅需要はやや減少中」として、世界の銅需要の推移について書きます。
以下は、世界の景気動向を示す指標とされる、世界全体の銅の需要の推移です。
新型コロナが「パンデミック化した(世界的な流行となった)」と、WHO(世界保健機関)が宣言したのが2020年3月でした。この3月の前後、銅の需要は一時的な最悪期を迎えました。この最悪期、銅需要は2019年上旬以来の低水準まで、落ち込みました。
その後、主要国の大規模な金融緩和や、中国経済回復などにより、銅の需要は回復し始めました。(この点は、期待ではなく「実態」として考慮できる点です)
ただ、「2020年11月」以降、銅の需要はやや減少に転じています。直近のデータでは、世界の銅の需要は、新型コロナのパンデミック化前の水準まで減少しています。
以前の「相次ぐ、史上最高値更新。もはや「お祭り騒ぎ」!?」で述べたような、「2020年11月」を起点とした複数の銘柄の記録的な価格上昇に実態(需要増加)が伴っているのか?と問われれば、ゼロではないが十分ではない、と答えざるを得ません。世界の石油の需要も、回復はしているものの、「2020年11月」前後以降は横ばいとなり、新型コロナのパンデミック化前の水準に戻っていません。
世界の景気動向を示す指標とされる、世界全体の銅と石油の需要動向から見て、「期待先行」という考え方が、相次ぐ史上最高値更新を正しく説明していると感じます。
図:世界の銅需要 単位:百万トン
出所:ブルームバーグより筆者作成