シカゴコーンの夜間取引は軟調。5月限は440セント台を再び割り込んでいる。引 き続き440セント台を引けで維持できるか否かが注目されよう。また前日期近の圧迫 要因となった3月当限が今夜納会を迎えるためその値動きに注意したい。さらには後述 するように、月末の作付意向面積に向けて、各社の見通しが発表される時期のため、そ れにも注意したい。今夜週間輸出成約高も発表される。 前日のシカゴは小幅まちまち。期近は小幅安。大豆や小麦が小動きとなったことで、 方向感に乏しい値動きとなった。14日に納会を控えた3月当限が下落したことで期近 は軟調に引けた。あまり材料視されなかったが、この日米大手取引員、アレンデールが 今年の米国産コーンの作付面積を9347万エーカー、生産高を155億2000万 Buと、2月の米農務省(USDA)の農業展望会議よりかなり多めの数値を発表し た。月末の作付意向面積に向けて発表される各社の見通しにも注目したい。 5月限は438,25セントまで下振れる場面もあったが、引けも441.25セン トと、なんとか440セント台を維持した。 <今夜の予定> ◆ アメリカ ◆ 【経済】 21:30 小売売上高 2024年2月(商務省) 【経済】 21:30 新規失業保険申請件数(労働省) 【経済】 21:30 生産者物価指数 2024年2月(労働省) 【経済】 23:00 企業在庫 2024年1月(商務省) 【農産】 21:30 週間穀物輸出成約高(USDA) 【納会】 コーン・大豆・大豆ミール・大豆油・小麦 2024年3月限(CBOT) ◆ カナダ ◆ 【経済】 21:30 製造業出荷 2024年1月(カナダ統計局) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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