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ニューヨーク原油(NYMEX)
始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
2025/05 66.64 66.90 60.45 61.99 - 4.96
2025/06 66.13 66.41 60.12 61.65 - 4.82
2025/07 65.50 65.82 59.78 61.26 - 4.66
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
未入電 1,406,144 1,849,178 ( + 10,591)
帳入値 前日比
ヒーティングオイル 2025/05 208.19 -10.70
2025/06 204.42 -11.45
改質ガソリン 2025/05 205.45 -10.98
2025/06 204.61 -11.05
注:4本値は立会い取引終了までの値段で、立会い取引終了後の電子取引の値段は含み
ません。電子取引が立会い取引までの高値および安値を更新した場合、相場表の高
値および安値と市況内の相場表の4本値は異なります。
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ニューヨーク原油の期近は大幅続落。期近2限月は4.96〜4.82ドル安。その
他の限月は4.66〜3.16ドル安。
米国が発表した相互関税に対して中国が報復措置を発表したことから、貿易戦争の激
化が鮮明となり、世界的な景気悪化懸念が強まった。中国は来週10日からすべての米
国製品に34%の追加関税を課すと発表した。中国は米国に対するレアアースの輸出制
限も発表している。トランプ米政権が中国に報復する可能性があることも重し。
米国の消費拡大を支えてきた米株式市場が決壊しており、資産効果の消失による消費
下振れ懸念が強まっている。トランプ米大統領はパウエル米連邦準備制度理事会(FR
B)議長に利下げを促しているものの、関税政策による物価高が警戒されるなかで、パ
ウエルFRB議長の発言は慎重だった。
3月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数(NFP)は前月比22.8万人増とな
り、雇用拡大が続いているものの、好感する動きは限定的。貿易戦争の激化で、過去の
経済指標から今後を見通すことが難しくなっている。
時間外取引から5月限は下落し、通常取引開始後は60.45ドルまで下げが加速し
た。中心限月として2021年4月以来の安値を更新。
改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は大幅続落。石油需要の下振れが警戒され
ている。
今日の材料
・ダウ平均は大幅続落、2000ドル超の下げに
・関税が来年の中間選挙で共和党の壊滅を招く恐れ=テッド・クルーズ上院議員
・ディエゴ・ガルシア島に配備された米ステルス爆撃機は6機=CNN
・米軍の対フーシ派作戦のコストは3週間程度で10億ドル=報道
・米国との鉱物協定の変更案は来週までに準備が整う=ゼレンスキー大統領
・関税が経済に与える打撃は予想を上回る可能性高い=パウエルFRB議長
・関税がインフレに及ぼす影響は長期化する可能性=同上
・物価上昇がインフレ継続を招かないよう確実にする必要=同上
・一歩引いて状況が鮮明になるのを待つべき=同上
MINKABU PRESS
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