金・銀市況=金は小幅まちまち、期先は終盤に円高などで売り優勢

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/08          2026/06    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,818    - 3    15,959   -10  : 3,325.37   + 6.32
銀          176.0    0.0     179.0  +0.8  : 3,810.00   - 9.00
プラチナ     6,593     0     6,096  -  7  : 1,389.60   - 3.20
パラジウム   5,900      0     5,900     0  : 1,250.74   +22.14
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    147.94   -0.41  ユーロ・ドル相場   1.1554  -0.0008
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【市況】
 金は小幅まちまち。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後、円安一服
やドル建て現物相場の反落に上値を抑えられたが、先限は正午前に25円高で推移。午
後に入り、小幅高を維持したが、終盤に円高、ドル建て現物相場が3320ドル台前半
に軟化から売り優勢となり、期先4月限とともに小幅安で引けた。期近は期先につれ安
となったが、期中は小幅高を維持。
 銀の商いは成立しなかった。帳入値はまちまち。
 前営業日比は、金標準、金ミニが11円安〜37円高、ゴールドスポットが11円
安、銀が2.0円安〜0.8円高。
 推定出来高は、金が1万4437枚、金ミニが4857枚、ゴールドスポットが
482枚、銀が0枚。
【ドル高場面の手じまい売りも各国中銀の買い喚起で下値堅く推移か】
 金先限は夜間取引で1万6042円まで上昇したが、前日の高値1万6077円を取
に行く上伸力はなく、上げ幅を削る展開。日中取引は正午過ぎに1万5960円をつ
け、小安くなったが、あっさりとプラスサイドに浮上。しかし1万6000円台に戻し
た後の上値は重く、引け前に1万5953円をつけ、今日の安値圏で引けた。
 今月25日以降、JPX金先物はもみあい相場となり膠着状態。29、30日の2日
間の予定で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催。日本時間の31日の午前3時に
声明文が発表され、パウエルFRB議長の講演があり、その反応が注目される。米金利
上昇、ドル高となった場合、金にとって逆風となる。短期トレーダーからの手じまい売
りが警戒されるが、各国中央銀行から金を長期保有目的で買う動きが喚起され、下値堅
く推移とみる。ここ数年の金価格の上昇で鉱山会社の採算が改善し、ヘッジ売りが出に
くくなっていることも下値堅く推移する要因。
【ロンドン=現物相場】
 金のドル建て現物相場は、反落。きのうの海外市場は、原油高や米国債の利回り低下
を受け買い優勢となった。アジア市場は、朝方の3327.43ドルからドル安を受け
て買い優勢となったが、3332ドル台で戻りを売られた。午前11時に3322ドル
台まで下落。いったん3331ドル台に戻したが、午後になり、ユーロ安・ドル高で
3323ドル台まで再軟化。
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