内外共に200日移動平均線を回復(金相場)

著者:菊川 弘之
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 前回の当欄「FOMCを受けた金相場見通し」(6/18)では、≪ただし、テクニカル的なダマシが多く、ボラティリティが高まると言われる水星の逆行期(5月29日~6月22日)も、週明けには終了してくる。

 サイクル面からは注目されるメリマンの重要変化日が、6月22日~23日。満月が6月25日。既に3月安値から6月高値までの上昇に対する61.8%押しを達成し、RSIも短期的な売られ過ぎ感を示している。

 昨年3月の水星逆行期(2月16日~3月9日)のように、上下にアップダウン繰り返し後に付けた安値が買い場となるパターンになるかもしれない。来週には、失望売り・パニック売りが一巡して、マーケットは冷静さを取り戻すだろう。≫としたが、6月に「米国」(FOMCショック)要因と「中国」(商品高抑制策)要因のダブルパンチを受けて、大幅安となった金相場は、7月に入り落ち着きを取り戻し、結果として想定した通り、6月に付けた安値は夏相場に向けた良い買い場となった。

 7月のFOMC(7/27-28)では、ゼロ金利政策と量的緩和政策の維持を決定した。パウエルFRB議長は会合後に記者会見し、国債などの資産を買い入れる量的緩和の縮小(テーパリング)の開始に向けて「今後複数の会合」で経済情勢の進捗を確認すると表明した。

このコラムの著者

菊川 弘之(キクカワ ヒロユキ)

日産証券主席アナリスト / 国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe®)。
GelberGroup社、FutureTruth社などでのトレーニーを経験後、商品投資顧問会社でのディーリング部長等経て現職。
日経CNBC、BloombergTV、ストックボイス、ラジオ日経など多数のメディアに出演の他、日経新聞、時事通信などに連載、寄稿中。
また、中国、台湾、シンガポールなどで、現地取引所主催・共催セミナーの招待講師も務める。
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