原油反発。米主要株価指数の反発などで。77.84ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,758.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所) 国慶節のため休場。
上海原油(上海国際能源取引中心) 国慶節のため休場。
金・プラチナの価格差、ドル建てで804.9ドル(前日比1.1ドル縮小)、円建てで2,872円(前日比13円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月5日 18時42分頃 6番限)
金 6,272円/g 白金 3,400円/g
ゴム 210.5円/kg とうもろこし 36,660円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「LNGは豪州などから輸入している」
前回は、「現在の日本の電源構成、火力がメイン」として、日本において、どのような方法で、「豊かな生活」「脱炭素」を維持・達成するために欠かせない電力を生み出しているのかについて、書きました。
今回は、「LNGは豪州などから輸入している」として、日本のLNG(液化天然ガス)の輸入先について、書きます。
前回、「脱炭素」をきっかけとし、政策的な側面から、今後ますますLNG(液化天然ガス)による火力発電の重要性が増す可能性があると、書きました。そのLNGですが、どこから輸入しているのでしょうか。
以下は、日本のLNGの輸入先です。
天然ガスは、マイナス約162度に冷却すると、液体化し、体積は600分の1程度になります。タンカーでの輸送といった大量輸送や大量保管の際は、この性質が活用されています。
日本のLNG消費量は世界最大級で、そのほとんどを、輸入に頼っています。
輸入先は、2019年度時点(コロナ前)で、オーストラリアからが39.2%、東南アジア(マレーシア、ブルネイ、インドネシアなど)が27.7%、中東(カタール、オマーン、UAEなど)が17.0%、ロシアが8.3%、米国が5.4%、アフリカが1.6%、その他が0.9%です。
グラフのとおり、20年前に比べて、輸入先の国の数が増えたことが分かります。2000年度は8カ国でしたが、2019年度は15カ国でした。調達先の多角化が進んでいることが分かります。
前回の通り、日本政府は、2030年度までに化石燃料を使用した火力発電を40%程度まで低下させることを検討しているわけですが、このことは、2030年度までは、火力発電をゼロにしないことをも、意味していると言えるでしょう。
石炭の使用量を減らし、少しでも温室効果ガスの排出量を低減させながら、火力発電のメインをLNGにすることになるでしょう。エネルギーの安定供給を目指すべく、今後もますます、調達先の多角化が図られることになるかもしれません。
図:日本における液化天然ガス(LNG)の輸入先
出所:財務省貿易統計のデータをもとに筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,758.05ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所) 国慶節のため休場。
上海原油(上海国際能源取引中心) 国慶節のため休場。
金・プラチナの価格差、ドル建てで804.9ドル(前日比1.1ドル縮小)、円建てで2,872円(前日比13円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月5日 18時42分頃 6番限)
金 6,272円/g 白金 3,400円/g
ゴム 210.5円/kg とうもろこし 36,660円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「LNGは豪州などから輸入している」
前回は、「現在の日本の電源構成、火力がメイン」として、日本において、どのような方法で、「豊かな生活」「脱炭素」を維持・達成するために欠かせない電力を生み出しているのかについて、書きました。
今回は、「LNGは豪州などから輸入している」として、日本のLNG(液化天然ガス)の輸入先について、書きます。
前回、「脱炭素」をきっかけとし、政策的な側面から、今後ますますLNG(液化天然ガス)による火力発電の重要性が増す可能性があると、書きました。そのLNGですが、どこから輸入しているのでしょうか。
以下は、日本のLNGの輸入先です。
天然ガスは、マイナス約162度に冷却すると、液体化し、体積は600分の1程度になります。タンカーでの輸送といった大量輸送や大量保管の際は、この性質が活用されています。
日本のLNG消費量は世界最大級で、そのほとんどを、輸入に頼っています。
輸入先は、2019年度時点(コロナ前)で、オーストラリアからが39.2%、東南アジア(マレーシア、ブルネイ、インドネシアなど)が27.7%、中東(カタール、オマーン、UAEなど)が17.0%、ロシアが8.3%、米国が5.4%、アフリカが1.6%、その他が0.9%です。
グラフのとおり、20年前に比べて、輸入先の国の数が増えたことが分かります。2000年度は8カ国でしたが、2019年度は15カ国でした。調達先の多角化が進んでいることが分かります。
前回の通り、日本政府は、2030年度までに化石燃料を使用した火力発電を40%程度まで低下させることを検討しているわけですが、このことは、2030年度までは、火力発電をゼロにしないことをも、意味していると言えるでしょう。
石炭の使用量を減らし、少しでも温室効果ガスの排出量を低減させながら、火力発電のメインをLNGにすることになるでしょう。エネルギーの安定供給を目指すべく、今後もますます、調達先の多角化が図られることになるかもしれません。
図:日本における液化天然ガス(LNG)の輸入先
出所:財務省貿易統計のデータをもとに筆者作成