原油反発。米主要株価指数の反発などで。78.72ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,792.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は15,685元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年01月限は513.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで813.6ドル(前日比6ドル縮小)、円建てで2,988円(前日比2円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月24日 16時43分頃 6番限)
金 6,617円/g 白金 3,629円/g
ゴム 248.7円/kg とうもろこし 38,590円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「リスク要因「脱炭素」「枠組み乱立」「ボイコット」」
前回は、「『ドル高・金高』が目立っている」として、先月末から先週末にかけて発生した「ドル高・金(ゴールド)高」ついて、筆者の考えを述べました。
今回は、「リスク要因「脱炭素」「枠組み乱立」「ボイコット」」として、足元、世界に存在する各種リスクについて、筆者の考えを述べます。
[Vol.1121]で、「ドルキャリー取引の巻き戻し」は、リスクの一つだと述べました。「ドルキャリー取引の巻き戻し」は、新興国、ひいては世界全体の景気回復を鈍化させる、直接的な景気悪化要素です。
今回述べるのは、主に、間接的な景気悪化要素です。主張、思想、パワーバランスなどの側面から、世界規模の不和が生まれ、その結果、世界景気が悪化するイメージです。
黎明期や過渡期という言葉がふさわしい“現在の”「脱炭素」は、さまざまなリスクをもたらす要因であることは、[Vol.1107]で述べました。「脱炭素」以外では、「枠組み乱立」「ボイコット」「新型コロナ」などが、範囲・インパクトが大きいリスクと言えるでしょう。
世界規模のリスクが複数存在するため、金(ゴールド)の「資金の逃避先」としての魅力があせることは、当面の間、考えにくいと筆者はみています。
「各種リスク」と「インフレ懸念」は、しばらく(例えば数カ月程度)、ドル高起因の下落圧力を相殺し続け、時折、金相場をさらなる高みに導くきっかけになると、筆者は考えています。
図:「脱炭素」をはじめとした、世界に漂う「短中期的リスク」
出所:筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,792.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は15,685元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年01月限は513.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで813.6ドル(前日比6ドル縮小)、円建てで2,988円(前日比2円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月24日 16時43分頃 6番限)
金 6,617円/g 白金 3,629円/g
ゴム 248.7円/kg とうもろこし 38,590円/t
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「リスク要因「脱炭素」「枠組み乱立」「ボイコット」」
前回は、「『ドル高・金高』が目立っている」として、先月末から先週末にかけて発生した「ドル高・金(ゴールド)高」ついて、筆者の考えを述べました。
今回は、「リスク要因「脱炭素」「枠組み乱立」「ボイコット」」として、足元、世界に存在する各種リスクについて、筆者の考えを述べます。
[Vol.1121]で、「ドルキャリー取引の巻き戻し」は、リスクの一つだと述べました。「ドルキャリー取引の巻き戻し」は、新興国、ひいては世界全体の景気回復を鈍化させる、直接的な景気悪化要素です。
今回述べるのは、主に、間接的な景気悪化要素です。主張、思想、パワーバランスなどの側面から、世界規模の不和が生まれ、その結果、世界景気が悪化するイメージです。
黎明期や過渡期という言葉がふさわしい“現在の”「脱炭素」は、さまざまなリスクをもたらす要因であることは、[Vol.1107]で述べました。「脱炭素」以外では、「枠組み乱立」「ボイコット」「新型コロナ」などが、範囲・インパクトが大きいリスクと言えるでしょう。
世界規模のリスクが複数存在するため、金(ゴールド)の「資金の逃避先」としての魅力があせることは、当面の間、考えにくいと筆者はみています。
「各種リスク」と「インフレ懸念」は、しばらく(例えば数カ月程度)、ドル高起因の下落圧力を相殺し続け、時折、金相場をさらなる高みに導くきっかけになると、筆者は考えています。
図:「脱炭素」をはじめとした、世界に漂う「短中期的リスク」
出所:筆者作成