原油反落。米主要株価指数の反落などで。70.05ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,770.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年05月限は14,605元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年02月限は460.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで866.75ドル(前日比5.35ドル拡大)、円建てで3,116円(前日比14円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月15日 18時30分頃 6番限)
金 6,456円/g 白金 3,340円/g
ゴム 232.1円/kg とうもろこし 37,940円/t
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「2022年のプラチナ、上昇圧力が勝るか」
前回は、「2022年は「コロナ・脱炭素」の「3年目」」として、2022年のプラチナ価格の動向を考える上で、重要だと考える長期的な視点における2022年の意味について、筆者の考えを述べました。
今回は、「2022年のプラチナ、上昇圧力が勝るか」として、筆者が考える、2022年のプラチナ市場にかかる、上昇圧力と下落圧力の全体像について、述べます。
2022年は、ほぼ常に、下落圧力と上昇圧力の両方が存在すると考えます。とはいえ、拮抗したままではなく、どちらかといえば、上昇圧力が勝る時間帯の方が、長くなると考えます。2022年が「コロナ・脱炭素」が本格化して間もない3年目であることが、大きな要因です。
下落圧力となる要素には、「脱炭素」ブームによって、ガソリン車やディーゼル車が否定され、排ガス浄化装置向けの貴金属の需要が減少する懸念が生じること(あくまで懸念)、コロナの変異株が新たに確認されるなど、突発事象により株価が下落することが挙げられます。
一方、上昇圧力となる要素には、「コロナ」が、鉱山生産を減少させる懸念を生むきっかけとなること、「脱炭素」が、「水素社会」にプラチナが貢献する期待を高めるきっかけになることなどが、挙げられます。
2022年は、上記のような上昇圧力と下落圧力が継続する中で、比較的、上昇要因が勝る時間帯の方が長くなる可能性があり、その結果として、価格上昇が見られると、考えます。
次回以降、「コロナ」が、鉱山生産を減少させる懸念を生むきっかけとなることと、「脱炭素」が、「水素社会」にプラチナが貢献する期待を高めるきっかけになることについて、深堀りします。
図:2022年のプラチナ市場の環境(筆者予想)

出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,770.65ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。22年05月限は14,605元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年02月限は460.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで866.75ドル(前日比5.35ドル拡大)、円建てで3,116円(前日比14円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(12月15日 18時30分頃 6番限)
金 6,456円/g 白金 3,340円/g
ゴム 232.1円/kg とうもろこし 37,940円/t
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「2022年のプラチナ、上昇圧力が勝るか」
前回は、「2022年は「コロナ・脱炭素」の「3年目」」として、2022年のプラチナ価格の動向を考える上で、重要だと考える長期的な視点における2022年の意味について、筆者の考えを述べました。
今回は、「2022年のプラチナ、上昇圧力が勝るか」として、筆者が考える、2022年のプラチナ市場にかかる、上昇圧力と下落圧力の全体像について、述べます。
2022年は、ほぼ常に、下落圧力と上昇圧力の両方が存在すると考えます。とはいえ、拮抗したままではなく、どちらかといえば、上昇圧力が勝る時間帯の方が、長くなると考えます。2022年が「コロナ・脱炭素」が本格化して間もない3年目であることが、大きな要因です。
下落圧力となる要素には、「脱炭素」ブームによって、ガソリン車やディーゼル車が否定され、排ガス浄化装置向けの貴金属の需要が減少する懸念が生じること(あくまで懸念)、コロナの変異株が新たに確認されるなど、突発事象により株価が下落することが挙げられます。
一方、上昇圧力となる要素には、「コロナ」が、鉱山生産を減少させる懸念を生むきっかけとなること、「脱炭素」が、「水素社会」にプラチナが貢献する期待を高めるきっかけになることなどが、挙げられます。
2022年は、上記のような上昇圧力と下落圧力が継続する中で、比較的、上昇要因が勝る時間帯の方が長くなる可能性があり、その結果として、価格上昇が見られると、考えます。
次回以降、「コロナ」が、鉱山生産を減少させる懸念を生むきっかけとなることと、「脱炭素」が、「水素社会」にプラチナが貢献する期待を高めるきっかけになることについて、深堀りします。
図:2022年のプラチナ市場の環境(筆者予想)

出所:筆者作成