原油反発。米主要株価指数の反発などで。82.17ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,827.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は15,185元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年03月限は527.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで849.55ドル(前日比0.35ドル拡大)、円建てで3,098円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月14日 17時10分頃 6番限)
金 6,672円/g 白金 3,574円/g
ゴム 246.0円/kg とうもろこし 39,490円/t
●NY天然ガス先物(期近) 日足 単位:ドル/百万英国熱量単位
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「火力発電において石炭比率が高い国」
前回は、「天然ガス版OPEC、「GECFプラス」とは?」として、欧州委員会が天然ガスと原子力を「脱炭素」推進に資するエネルギーであるとの見方を示したことにより、メリットを享受する可能性があるグループについて書きました。
今回は、「火力発電において石炭比率が高い国」として、欧州委員会がお墨付きを与えることを示唆した天然ガスの、火力発電向けの需要について書きます。
天然ガスを積極的に使用するムード(≒石炭を使用することを否定するムード)が強まると、これまで火力発電の分野において石炭を多用していた国々が、天然ガスにシフトする可能性があります。
以下は、火力発電において石炭のシェアが高い国のランキングです。
IEA(国際エネルギー機関)のデータによれば、火力発電における石炭のシェアが70%を超える国は、8つあります。そのうち、全体に占める火力発電の割合が50%を超える国は6つあります。発電量が世界屈指のインド、中国、再生可能エネルギー由来や原子力の割合が低い、東欧のセルビア、ポーランド、ブルガリアなどです。
こうした国では、「脱炭素」推進のため、原発を新設したり、圧倒的な規模の再生可能エネルギー由来の発電施設を整備したりするまでの間、火力発電を継続させるため、その燃料を石炭から天然ガスにシフトする可能性があります。
原発新設も圧倒的な規模の再生可能エネルギー由来の発電施設の整備も、非常に難易度が高いため、目先しばらくは、火力発電による発電を継続させることになるとみられ、その間、世界的な天然ガスの需要が増加する可能性があります。
この点は、天然ガス価格を長期的に押し上げる要因になるとみられます。
図:火力発電における石炭消費の割合(70%超) (2021年9月時点)
出所:IEA(国際エネルギー機関)のデータより筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,827.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年05月限は15,185元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年03月限は527.0元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで849.55ドル(前日比0.35ドル拡大)、円建てで3,098円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(1月14日 17時10分頃 6番限)
金 6,672円/g 白金 3,574円/g
ゴム 246.0円/kg とうもろこし 39,490円/t
●NY天然ガス先物(期近) 日足 単位:ドル/百万英国熱量単位
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「火力発電において石炭比率が高い国」
前回は、「天然ガス版OPEC、「GECFプラス」とは?」として、欧州委員会が天然ガスと原子力を「脱炭素」推進に資するエネルギーであるとの見方を示したことにより、メリットを享受する可能性があるグループについて書きました。
今回は、「火力発電において石炭比率が高い国」として、欧州委員会がお墨付きを与えることを示唆した天然ガスの、火力発電向けの需要について書きます。
天然ガスを積極的に使用するムード(≒石炭を使用することを否定するムード)が強まると、これまで火力発電の分野において石炭を多用していた国々が、天然ガスにシフトする可能性があります。
以下は、火力発電において石炭のシェアが高い国のランキングです。
IEA(国際エネルギー機関)のデータによれば、火力発電における石炭のシェアが70%を超える国は、8つあります。そのうち、全体に占める火力発電の割合が50%を超える国は6つあります。発電量が世界屈指のインド、中国、再生可能エネルギー由来や原子力の割合が低い、東欧のセルビア、ポーランド、ブルガリアなどです。
こうした国では、「脱炭素」推進のため、原発を新設したり、圧倒的な規模の再生可能エネルギー由来の発電施設を整備したりするまでの間、火力発電を継続させるため、その燃料を石炭から天然ガスにシフトする可能性があります。
原発新設も圧倒的な規模の再生可能エネルギー由来の発電施設の整備も、非常に難易度が高いため、目先しばらくは、火力発電による発電を継続させることになるとみられ、その間、世界的な天然ガスの需要が増加する可能性があります。
この点は、天然ガス価格を長期的に押し上げる要因になるとみられます。
図:火力発電における石炭消費の割合(70%超) (2021年9月時点)
出所:IEA(国際エネルギー機関)のデータより筆者作成