原油反発。米主要株価指数の反発などで。88.78ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反落などで。1,735.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年01月限は12,700元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年11月限は649.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで828.5ドル(前日比7.9ドル縮小)、円建てで3,880円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月13日 17時30分頃 6番限)
金 7,852円/g
白金 3,972円/g
ゴム 225.6円/kg
とうもろこし 51,440円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「結婚記念を特定年数で祝う文化はどう拡大した?」
前回は、「プラチナ・ジュビリーを祝った初めての英国君主」として、明確な記録が残る英国王室の祝典(ジュビリー)について、書きました。
今回は、「結婚記念を特定年数で祝う文化はどう拡大した?」として、最近の結婚記念年(英国式)を、確認します。
結婚記念を特定の年数で祝う文化は、どのように拡大したのでしょうか。この点を考える上で、チャールズ前皇太子(現英国王)がゲスト編集者を務めたことがある、120年を超える歴史を持つ雑誌「Country Life」に掲載された記事「Curious Questions: Where do wedding anniversary traditions come from?」(2021年9月18日掲載)を参照します。
この記事は、1852年10月27日付けの「Belfast Newsletter」(北アイルランドの日刊紙)に掲載された、同誌の特派員がドイツで偶然「金婚式」を目撃したことを書いた記事に触れています。
「Belfast Newsletter」の原文を読むと、アイルランド人とみられる特派員は、金婚式について、ドイツ全土で行われていると思われる、これほど感動的な場面を目撃したことがない、はじめて知った、などと記しています(このことから、当時はまだ、結婚記念を特定の年数で祝う文化が世界全体に浸透していなかったことがうかがえる)。
また、特派員は、結婚50周年を迎えた夫婦が、友人から金(ゴールド)でできた花輪を贈られ、結婚の誓いを新たにする「金婚式」のほか、25周年で行う「銀婚式」の存在にも触れています(ダイヤモンド婚式、プラチナ婚式については触れられていない)。
「Country Life」の記事は、こうした特派員の記事について、当時の人間の寿命の長さを考えれば、「金婚式」を迎えることは「偉業」だったと解説しています。また、当時の結婚記念日の主流は、綿(結婚1年目)、紙(2)、木(5)、毛織物(7)、錫(10)、絹(12)、水晶(15)、磁器(20)、シルバー(25)、真珠(30)、ルビー(40)、ゴールド(50)だったとしています(近年のものと若干異なる)。
その後、サンゴ(35)、サファイア(45)、ダイヤモンド(60)、プラチナ(70)、オーク(楢の木)(80)が追加されたことについて、ヴィクトリア女王の「ダイヤモンド・ジュビリー(1897年)」が行われたことや、人間の寿命が長くなったことが、背景にあったとしています。
そして、20世紀に入り、米国の宝飾品関連の小売団体による啓蒙活動が功を奏し、特定の年ごとに結婚を祝う文化が世界規模になり、1930年代には、現代版に近い詳細な結婚記念年のリストが完成し、記念の年にごとに送るべきプレゼントが決まったとしています。
特定の結婚記念の年に祝う文化は、キリスト教の文化圏が発祥と考えられ、こうした文化は、人類がさまざまな発展を遂げる中で、商業利用されながら、異なる宗教の国々に広がっていったと、考えられます。
図:最近の結婚記念年(英国式) ※諸説あり
出所:各種資料より筆者作成
金反落。ドル指数の反落などで。1,735.90ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年01月限は12,700元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年11月限は649.3元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで828.5ドル(前日比7.9ドル縮小)、円建てで3,880円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月13日 17時30分頃 6番限)
金 7,852円/g
白金 3,972円/g
ゴム 225.6円/kg
とうもろこし 51,440円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NYプラチナ先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「結婚記念を特定年数で祝う文化はどう拡大した?」
前回は、「プラチナ・ジュビリーを祝った初めての英国君主」として、明確な記録が残る英国王室の祝典(ジュビリー)について、書きました。
今回は、「結婚記念を特定年数で祝う文化はどう拡大した?」として、最近の結婚記念年(英国式)を、確認します。
結婚記念を特定の年数で祝う文化は、どのように拡大したのでしょうか。この点を考える上で、チャールズ前皇太子(現英国王)がゲスト編集者を務めたことがある、120年を超える歴史を持つ雑誌「Country Life」に掲載された記事「Curious Questions: Where do wedding anniversary traditions come from?」(2021年9月18日掲載)を参照します。
この記事は、1852年10月27日付けの「Belfast Newsletter」(北アイルランドの日刊紙)に掲載された、同誌の特派員がドイツで偶然「金婚式」を目撃したことを書いた記事に触れています。
「Belfast Newsletter」の原文を読むと、アイルランド人とみられる特派員は、金婚式について、ドイツ全土で行われていると思われる、これほど感動的な場面を目撃したことがない、はじめて知った、などと記しています(このことから、当時はまだ、結婚記念を特定の年数で祝う文化が世界全体に浸透していなかったことがうかがえる)。
また、特派員は、結婚50周年を迎えた夫婦が、友人から金(ゴールド)でできた花輪を贈られ、結婚の誓いを新たにする「金婚式」のほか、25周年で行う「銀婚式」の存在にも触れています(ダイヤモンド婚式、プラチナ婚式については触れられていない)。
「Country Life」の記事は、こうした特派員の記事について、当時の人間の寿命の長さを考えれば、「金婚式」を迎えることは「偉業」だったと解説しています。また、当時の結婚記念日の主流は、綿(結婚1年目)、紙(2)、木(5)、毛織物(7)、錫(10)、絹(12)、水晶(15)、磁器(20)、シルバー(25)、真珠(30)、ルビー(40)、ゴールド(50)だったとしています(近年のものと若干異なる)。
その後、サンゴ(35)、サファイア(45)、ダイヤモンド(60)、プラチナ(70)、オーク(楢の木)(80)が追加されたことについて、ヴィクトリア女王の「ダイヤモンド・ジュビリー(1897年)」が行われたことや、人間の寿命が長くなったことが、背景にあったとしています。
そして、20世紀に入り、米国の宝飾品関連の小売団体による啓蒙活動が功を奏し、特定の年ごとに結婚を祝う文化が世界規模になり、1930年代には、現代版に近い詳細な結婚記念年のリストが完成し、記念の年にごとに送るべきプレゼントが決まったとしています。
特定の結婚記念の年に祝う文化は、キリスト教の文化圏が発祥と考えられ、こうした文化は、人類がさまざまな発展を遂げる中で、商業利用されながら、異なる宗教の国々に広がっていったと、考えられます。
図:最近の結婚記念年(英国式) ※諸説あり
出所:各種資料より筆者作成