[Vol.1618] およそ20の具体的な関連銘柄

著者:吉田 哲
ブックマーク
原油反発。米主要株価指数の反発などで。75.91ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドル指数の反落などで。2,041.60ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。24年05月限は13,570元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年01月限は569.7元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで1105.35ドル(前日比3.15ドル拡大)、円建てで5,349円(前日比変わらず)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(12月1日 16時50分時点 6番限)
9,721円/g
白金 4,372円/g
ゴム 255.5円/kg
とうもろこし 39,580円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 22年8月5日午前10時35分時点)

●NY金先物(期近) 日足  単位:ドル/トロイオンス
NY金先物(期近) 日足  単位:ドル/トロイオンス

出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より

●本日のグラフ「およそ20の具体的な関連銘柄」
前回は、「金(ゴールド)相場との連動性に留意」として、金(ゴールド)関連銘柄と金相場の連動性における傾向について述べました。

今回は、「およそ20の具体的な関連銘柄」として、新NISAで利用できる金(ゴールド)商品の具体例(2023年11月27日時点)を述べます。

以下は、新NISAで利用できる金(ゴールド)商品の具体例です(楽天証券において)。投資信託はグローバル、日本を合わせると10個、ETFは同7個あります。個別株は代表的なものを同6個、挙げました。

この中で、配当を受け取ることができる商品があります(当該企業が配当を出した場合)。個別株に挙げた全てと、二つのETFです。金(ゴールド)相場に連動することを目指す投資信託やETFは、配当はありません。しかし、関連する個別株や複数の関連する個別株を指数化したETFであれば、その限りではありません。

「金(ゴールド)は保有していても配当を得られない」と言われますが、関連する個別株と一部のETFはそうではありません。前回述べた連動性における留意事項とトレードオフ(引き換え)のようにも思えてきます。

これまでの数回で述べてきたとおり、新NISAで金(ゴールド)関連の投資をすることができます。新NISAというフィルターを通じて見ることでより、金(ゴールド)への理解が深まっていくと、筆者は感じています。

まずは「[Vol.1615] 新NISAを利用する際の五つの選択」で述べた「五つの選択」を利用し、ご自身とどの関連商品が合っているのかを、探してみると面白いと思います。

図:新NISAで利用できる金(ゴールド)商品の具体例(2023年11月27日時点)
図:新NISAで利用できる金(ゴールド)商品の具体例(2023年11月27日時点)

出所:筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。2000年、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして情報配信を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。“過去の常識にとらわれない解説”をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌などで幅広く、情報配信を行っている。2020年10月、生涯学習を体現すべく、慶應義塾大学文学部第1類(通信教育課程)に入学。