NY金は、12月13日安値のネックラインを割り込まない限り、中長期の上昇トレンドは継続する。反対に、2023年12月28日高値を終値ベースで上抜いてくると、ダブルボトムが完成となり、トレンドフォロー型の買いが入りやすい。既に、20日間高値は更新しており、中長期的には買いが優勢な流れとなっている。2020年以降、上値抵抗として機能している心理的節目2100ドルを明確に上抜いてくると、レンジを大きく切り上げるだろう。レンジ(1600-2100ドル)の倍返しなら、2600ドルが上値目標となる。
1974年以降の米利下げ局面を振り返ると、利下げ開始から1年間は、平均して金相場の優位性が確認できる。2023年12月米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した経済見通しでは、2024年に3回分の利下げを予想している。2023年末にかけて市場は、2024年内に6回の利下げ期待を織り込む動きとなり、ややオーバーシュート気味になったが、行き過ぎの調整を入れた後は、やはり押し目買い基調に戻りそうだ。
米国の調査会社ユーラシア・グループは1月8日、「世界の10大リスク2024」を発表した。
1位は、大統領選挙年に米国の政治的分断が一層深まるとして「米国の敵は米国」。
2位は、イスラエルとハマスの衝突が続く「瀬戸際に立つ中東」、
3位は、ロシアによる「ウクライナ分割」だった。
これらは。いずれも金相場にとっては強気要因だ。
1974年以降の米利下げ局面を振り返ると、利下げ開始から1年間は、平均して金相場の優位性が確認できる。2023年12月米連邦公開市場委員会(FOMC)で公表した経済見通しでは、2024年に3回分の利下げを予想している。2023年末にかけて市場は、2024年内に6回の利下げ期待を織り込む動きとなり、ややオーバーシュート気味になったが、行き過ぎの調整を入れた後は、やはり押し目買い基調に戻りそうだ。
米国の調査会社ユーラシア・グループは1月8日、「世界の10大リスク2024」を発表した。
1位は、大統領選挙年に米国の政治的分断が一層深まるとして「米国の敵は米国」。
2位は、イスラエルとハマスの衝突が続く「瀬戸際に立つ中東」、
3位は、ロシアによる「ウクライナ分割」だった。
これらは。いずれも金相場にとっては強気要因だ。