原油反発。米主要株価指数の反発などで。68.64ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。2,524.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年01月限は16,880元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年10月限は512.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1590ドル(前日比9.70ドル縮小)、円建てで7,238円(前日比43円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月9日 16時37分時点 6番限)
金 11,534円/g
白金 4,296円/g
ゴム 361.5円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,874.0円/mmBtu(24年12月限 24年9月6日17時57分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「投資の第一歩は興奮と危機管理の切り分け」
前回は、「『中央銀行』は今後も強力な価格上昇要因に」として、米ドル通貨供給量と金(ゴールド)価格の推移を確認しました。
今回は、「投資の第一歩は興奮と危機管理の切り分け」として、人間の行動の動機(一例)を確認します。
「興奮」と「危機管理」は、人間の行動の動機の代表例です。脳や身体が今まさに興奮状態にあったり、遠い将来を想像してばくぜんとした不安・危機を感じたりすると、人間はそれを動機として、行動を起こすことがあります。
行動の動機という共通点があるものの、これらには明確に異なる点があります。以下の通り、心理状態に注目すると、興奮がドキドキ、ハラハラ、一喜一憂、多くが無意識、などである一方、危機管理はじっくり、がっぷり四つ、冷静、多くが意識的、などが挙げられます。
関連するキーワードに注目すると、興奮が受動、扇動、非選択、生物(いきもの)、他責、中毒、高温、動物などが挙げられる一方、危機管理は能動、内省、選択、人間、自責、自我、低温、植物などが挙げられます。
また、以前の「[Vol.1794] 市場関係者は『四つのゾーン』を意識したい」で述べた「四つのゾーン」における快適・恐怖ゾーンに興奮が、学習・成長ゾーンに危機管理が当てはまります。
行動の動機を「興奮」と「危機管理」に切り分けることによって、「時間軸」が明確になります。興奮が動機となり起きる行動はおおむね「短中期」、危機管理が動機となり起きる行動はおおむね「中長期・超長期」に分類できます。このことは、以前の「[Vol.1802] 『局面』と『時代』に分けて分析する必要性」で述べた局面と時代に通じます。
投資の第一歩として、銘柄選びをイメージされる方は多いかもしれません。しかし、そのさらに前段階として、今行おうとしている投資が、興奮をきっかけとした投資なのか、危機管理をきっかけとした投資なのか、という問いに答えることが重要です。
あらかじめこの問いを通じて投資の時間軸を明確にすることで、これからしようとしている投資が、投機的な短期売買なのか、長期資産形成なのかの自覚が芽生えます。これにより、「とりあえず投資」というあいまいな世界に入ることを回避できます。
また、こうした自覚があれば、投資を続けている中で価格の乱高下に見舞われた時でも、取引をやめるのか続けるのかを、根拠を持って判断する(意味づけをする)ことができます。投資を行う上で、根拠を持って行動することは、大変に重要です。
図:人間の行動の動機(一例)
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。2,524.25ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。25年01月限は16,880元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。24年10月限は512.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで1590ドル(前日比9.70ドル縮小)、円建てで7,238円(前日比43円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(9月9日 16時37分時点 6番限)
金 11,534円/g
白金 4,296円/g
ゴム 361.5円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,874.0円/mmBtu(24年12月限 24年9月6日17時57分時点)
●NY金先物(期近) 月足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「投資の第一歩は興奮と危機管理の切り分け」
前回は、「『中央銀行』は今後も強力な価格上昇要因に」として、米ドル通貨供給量と金(ゴールド)価格の推移を確認しました。
今回は、「投資の第一歩は興奮と危機管理の切り分け」として、人間の行動の動機(一例)を確認します。
「興奮」と「危機管理」は、人間の行動の動機の代表例です。脳や身体が今まさに興奮状態にあったり、遠い将来を想像してばくぜんとした不安・危機を感じたりすると、人間はそれを動機として、行動を起こすことがあります。
行動の動機という共通点があるものの、これらには明確に異なる点があります。以下の通り、心理状態に注目すると、興奮がドキドキ、ハラハラ、一喜一憂、多くが無意識、などである一方、危機管理はじっくり、がっぷり四つ、冷静、多くが意識的、などが挙げられます。
関連するキーワードに注目すると、興奮が受動、扇動、非選択、生物(いきもの)、他責、中毒、高温、動物などが挙げられる一方、危機管理は能動、内省、選択、人間、自責、自我、低温、植物などが挙げられます。
また、以前の「[Vol.1794] 市場関係者は『四つのゾーン』を意識したい」で述べた「四つのゾーン」における快適・恐怖ゾーンに興奮が、学習・成長ゾーンに危機管理が当てはまります。
行動の動機を「興奮」と「危機管理」に切り分けることによって、「時間軸」が明確になります。興奮が動機となり起きる行動はおおむね「短中期」、危機管理が動機となり起きる行動はおおむね「中長期・超長期」に分類できます。このことは、以前の「[Vol.1802] 『局面』と『時代』に分けて分析する必要性」で述べた局面と時代に通じます。
投資の第一歩として、銘柄選びをイメージされる方は多いかもしれません。しかし、そのさらに前段階として、今行おうとしている投資が、興奮をきっかけとした投資なのか、危機管理をきっかけとした投資なのか、という問いに答えることが重要です。
あらかじめこの問いを通じて投資の時間軸を明確にすることで、これからしようとしている投資が、投機的な短期売買なのか、長期資産形成なのかの自覚が芽生えます。これにより、「とりあえず投資」というあいまいな世界に入ることを回避できます。
また、こうした自覚があれば、投資を続けている中で価格の乱高下に見舞われた時でも、取引をやめるのか続けるのかを、根拠を持って判断する(意味づけをする)ことができます。投資を行う上で、根拠を持って行動することは、大変に重要です。
図:人間の行動の動機(一例)
出所:筆者作成