原油反落。米主要株価指数の反落などで。64.15ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。3,467.70ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。26年01月限は15,860元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。25年10月限は485.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2117.1ドル(前日比4.50ドル拡大)、円建てで10,403円(前日比14円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月29日 18時21分時点 6番限)
金 16,288円/g
白金 5,885円/g
ゴム 315.9円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY金先物 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「短期売買は伝統、長期資産形成は非伝統で」
前回は、「非伝統の台頭を示す二つのデータに注目」として、自由民主主義指数(世界平均)と中国の米国債保有残高を、確認しました。
今回は、「短期売買は伝統、長期資産形成は非伝統で」として、金(ゴールド)関連の投資商品および戦略・材料を、確認します。
以前の「[Vol.2041] 伝統が織りなす短期視点の株高・金(ゴールド)高」で述べたとおり、FRBの金融政策は金(ゴールド)相場に、大変に大きな影響を与えます。短期視点の、株と金(ゴールド)の値動きの関係に注目します。
短期視点の株と金(ゴールド)の関係が、逆相関になりやすいか順相関になりやすいかは、各種市場の最も大きな関心事が、景気動向か(FRBの)金融政策かで決定すると言えそうです。材料の頂点が金融政策であれば、伝統的材料が上下の圧力を発生させ、それらが相殺され、その結果、短期的な「株高・金(ゴールド)高」が発生する可能性が高くなるでしょう。
2010年ごろから、中央銀行が大規模な緩和策を講じると、株式市場が大いに上昇する場面が散見されています。逆に、引き締め策を講じると悲観的ムードが漂います。それほどまでに、緩和的な金融政策は、株式市場にとって重要なのです。それ故、2010年ごろから、金融政策が材料の頂点に君臨し続けているのです。こうした状態は今後も継続すると筆者は考えています。
また、以下は伝統的材料、および非伝統的材料がなじむと考えられる、金(ゴールド)の売買戦略および投資商品を示しています。
短中期的な時間軸の材料である伝統的材料に着目した取引では、機動的な売買が可能な金(ゴールド)関連の個別株・上場投資信託(ETF)(どちらも短期売買が前提)、先物、差金決済取引(CFD)がなじみます。
中長期・超長期的な時間軸の材料である非伝統的材料に着目した取引では、積み立ての設定ができる投資信託や純金積立、楽天証券のサービスである「かぶツミ(R)」や「米株積立」を用いた金(ゴールド)関連の個別株・ETFがなじむと考えられます。
この数回を通じて、近年の金(ゴールド)市場において、「株との逆相関」が起きていない例を確認しました。逆相関は「分かりやすい」ため、耳目を集めるキーワードになり得ますが、近年は、必ずしも金(ゴールド)と株の動きは逆相関とは言えません。
一つの材料のみで動いていない、上下の圧力が混在している、それらの圧力が連続的に相殺されていることは、短期視点でも長期視点でも、金(ゴールド)相場の動きを説明する際に大いに役立ちます。
分かりやすさにとらわれず、冷静な判断ができるようになると、金(ゴールド)投資の面白さが倍増するのではないかと、筆者は考えています。
図:金(ゴールド)関連の投資商品および戦略・材料
出所:筆者作成