原油反発。米主要株価指数の反発などで。58.70ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。4,187.20ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,280元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年01月限は447.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2558.3ドル(前日比51.20ドル縮小)、円建てで13,626円(前日比1円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月27日 18時17分時点 6番限)
金 21,246円/g
白金 7,620円/g
ゴム 336.8円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY原油先物 月足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「石油需要・供給は25年後に4分の1に?」
前回は、「国際エネルギー機関の三つのシナリオ」として、IEAのシナリオ別の世界平均気温の上昇幅(産業革命前比)(2025年時点)を、確認しました。
今回は、「石油需要・供給は25年後に4分の1に?」として、IEAシナリオにおける世界の石油需要(2025年時点)を、確認します。
地球温暖化を食い止めようとする人類が目指すネット ゼロ シナリオ(NZE)は、化石燃料の需要・供給を、どのように想定しているのでしょうか。以下は、IEAが示したネット ゼロ シナリオ(NZE)を含む三つのシナリオが想定する世界の石油の需要量です。
ネット ゼロ シナリオ(NZE)では、世界の石油需要は、実質ゼロを達成するタイミングである2050年にかけて、およそ75%減少することが想定されています。世界の石油の需要が4分の1になる劇的な変化です。
公表政策シナリオ(STEPS)は、掲げている目標を達成することを想定していますが、ほとんど石油の需要は減りません(微減程度)。掲げた目標を達成しても、地球環境を改善するための大きな貢献にならないことが想定されています。
現行政策シナリオ(CPS)は、2050年にかけて約13%増加することを想定しています。新しいことを何もしなければ需要は当然のように増えることが、想定されています。
IEAが示したネット ゼロ シナリオ(NZE)を含む三つのシナリオが想定する世界の石油の供給量を確認すると、需要とほぼ同様、2050年にかけて、ネット ゼロ シナリオ(NZE)はおよそ75%減少、公表政策シナリオ(STEPS)は微減、現行政策シナリオ(CPS)はおよそ10%増加することが想定されています。
こうして見てみると、ネット ゼロ シナリオ(NZE)は、それ以外のシナリオと全く異なり、世界の石油市場に甚大な変化が起きることを想定していると言えます。だからこそ、パリ協定を順守できる、とも言えます。
当然のことながら、パリ協定を順守することを想定するネット ゼロ シナリオ(NZE)は、石油を含む化石燃料だけでなく、再生可能エネルギー、原子力などさまざまなエネルギー源の動向を考慮した上でつくられています。
石油市場に甚大な変化が起きることが想定されていることは、別のエネルギー源でも甚大な変化が起きることが想定されている、ということです。「技術革新で地球温暖化を食い止める」と述べたことと関連します。ネット ゼロ シナリオ(NZE)では、とてつもない規模の技術革新が想定されているのです。
図:IEAシナリオにおける世界の石油需要(2025年時点) 単位:エクサジュール

出所:IEAの資料を基に筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。4,187.20ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。26年01月限は15,280元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。26年01月限は447.6元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで2558.3ドル(前日比51.20ドル縮小)、円建てで13,626円(前日比1円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月27日 18時17分時点 6番限)
金 21,246円/g
白金 7,620円/g
ゴム 336.8円/kg
とうもろこし (まだ出来ず)
LNG 1,799円/mmBtu(25年8月限 5月27日15時39分時点)
●NY原油先物 月足 単位:ドル/バレル

出所:MarketSpeedⅡより筆者作成
●本日のグラフ「石油需要・供給は25年後に4分の1に?」
前回は、「国際エネルギー機関の三つのシナリオ」として、IEAのシナリオ別の世界平均気温の上昇幅(産業革命前比)(2025年時点)を、確認しました。
今回は、「石油需要・供給は25年後に4分の1に?」として、IEAシナリオにおける世界の石油需要(2025年時点)を、確認します。
地球温暖化を食い止めようとする人類が目指すネット ゼロ シナリオ(NZE)は、化石燃料の需要・供給を、どのように想定しているのでしょうか。以下は、IEAが示したネット ゼロ シナリオ(NZE)を含む三つのシナリオが想定する世界の石油の需要量です。
ネット ゼロ シナリオ(NZE)では、世界の石油需要は、実質ゼロを達成するタイミングである2050年にかけて、およそ75%減少することが想定されています。世界の石油の需要が4分の1になる劇的な変化です。
公表政策シナリオ(STEPS)は、掲げている目標を達成することを想定していますが、ほとんど石油の需要は減りません(微減程度)。掲げた目標を達成しても、地球環境を改善するための大きな貢献にならないことが想定されています。
現行政策シナリオ(CPS)は、2050年にかけて約13%増加することを想定しています。新しいことを何もしなければ需要は当然のように増えることが、想定されています。
IEAが示したネット ゼロ シナリオ(NZE)を含む三つのシナリオが想定する世界の石油の供給量を確認すると、需要とほぼ同様、2050年にかけて、ネット ゼロ シナリオ(NZE)はおよそ75%減少、公表政策シナリオ(STEPS)は微減、現行政策シナリオ(CPS)はおよそ10%増加することが想定されています。
こうして見てみると、ネット ゼロ シナリオ(NZE)は、それ以外のシナリオと全く異なり、世界の石油市場に甚大な変化が起きることを想定していると言えます。だからこそ、パリ協定を順守できる、とも言えます。
当然のことながら、パリ協定を順守することを想定するネット ゼロ シナリオ(NZE)は、石油を含む化石燃料だけでなく、再生可能エネルギー、原子力などさまざまなエネルギー源の動向を考慮した上でつくられています。
石油市場に甚大な変化が起きることが想定されていることは、別のエネルギー源でも甚大な変化が起きることが想定されている、ということです。「技術革新で地球温暖化を食い止める」と述べたことと関連します。ネット ゼロ シナリオ(NZE)では、とてつもない規模の技術革新が想定されているのです。
図:IEAシナリオにおける世界の石油需要(2025年時点) 単位:エクサジュール

出所:IEAの資料を基に筆者作成
