原油反落。主要株価指数の反落などで。40.02ドル/バレル近辺で推移。 金反落。ドルインデックスの反発などで。1,783.80ドル/トロイオンス近辺で推移。 上海ゴム(上海期貨交易所)反発。20年09月限は10,540元/トン付近で推移。 上海原油(上海国際能源取引中心)反落。20年08月限は295.9元/バレル付近で推移。 金・プラチナの価格差、ドル建てで946.1ドル(前日比9.7ドル縮小)、円建てで3,322円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。 東京市場は以下のとおり。(7月7日 19時36分頃 先限) 金 6,158円/g 白金 2,836円/g 原油 28,610円/kl ゴム 156.6円/kg とうもろこし 23,440円/t ●東京原油 1時間足 (単位:円/キロリットル) 出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードCX」より ●本日のグラフ「人口10万人あたりの感染者、米主要3州で急増中」 前回は「続、米国の製油所への原油の投入量は“二番底”を打った!?」として、米国の製油所への原油投入量の動向について書きました。 今回は「人口10万人あたりの感染者、米主要3州で急増中」として、米国の人口が比較的多い州の新型コロナの感染者数に注目します。 米国国内の人口が多い主要な州の感染状況は、3月・4月のニューヨーク州の時のようになりつつあります。 フロリダ州、テキサス州、カリフォルニア州です。いずれも人口が1900万人以上を擁する大規模な州です。 3月・4月は、主にニューヨーク州で大規模な感染拡大が起きましたが、現在は、大規模な3つの州で感染拡大が同時進行しています。 前回述べた、米国全体の製油所への原油投入量が増加していることと、今回の主要州の感染社が増加していることを、重ねて考えれば、感染拡大と引き換えに、原油の消費拡大が起きている、と言えそうです。 製油所への原油投入量が増加することで、消費拡大ムードの醸成、原油の過剰在庫の取り崩し、などに期待が集まりますが、実態としては、感染拡大という犠牲の上にあるとみられ、再びロックダウンが行われれば、製油所への原油投入量が減少し、過剰在庫が積み上がる可能性があります。 引き続き、これらの州の感染状況に注意が必要です。 図:米国の主要州の感染者数(前日比 人口10万人あたり) 単位:人 出所:Bing-COVID-19-Dataのデータをもとに筆者作成