激戦2州、バイデン氏が郵便投票分で、トランプ氏にほぼ追いついたが…

著者:吉田 哲
原油反落。米主要株価指数の反落などで。38.16ドル/バレル近辺で推移。

金反発。ドルインデックスの反落などで。1,948.80ドル/トロイオンス近辺で推移。

上海ゴム(上海期貨交易所)反落。21年01月限は14,745元/トン付近で推移。

上海原油(上海国際能源取引中心)反落。20年12月限は230.7元/バレル付近で推移。

金・プラチナの価格差、ドル建てで1047.5ドル(前日比0.6ドル拡大)、円建てで3,497円(前日比13円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。

国内市場は以下のとおり。(11月6日 18時49分頃 先限)
6,485円/g 白金 2,988円/g
ゴム 219.5円/kg とうもろこし 24,480円/t

●WTI原油先物 日足 (単位:ドル/バレル)


出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より

●本日のグラフ「激戦2州、バイデン氏が郵便投票分で、トランプ氏にほぼ追いついたが…」

前回は「米大統領選挙、早期決着のカギはジョージア州か!?」として、日本時間11月5日(木)18時時点の、米大統領選挙の開票状況について書きました。

今回は「激戦2州、バイデン氏が郵便投票分で、トランプ氏にほぼ追いついたが…」として、日本時間11月6日(金)18時時点の、米大統領選挙の開票状況について書きます。

米東部時間で、投票日の3日後にあたる11月6日(金)の午前4時を過ぎました。勝敗が明らかになっていない5つの州の開票率は、着実に100%に近づいているものの、それでもまだ、60人の選挙人の行方が決まっていません。

報道によれば、この24時間で、バイデン氏は137万票、トランプ氏は98万票を獲得しました(合計235万票)。2人に投票された票の58%がバイデン氏、42%がトランプ氏、という計算です。

佳境に差し掛かり、開票が進む郵便による投票分がバイデン氏に有利に働いているとみられます。

その影響で、この24時間で、形勢はバイデン氏優位に傾きました。ネバダ州のバイデン氏リードは0.3%拡大し、ジョージア州、ペンシルベニア州のトランプ氏のリードは0.4%、2.3%、縮小しました。

この結果、トランプ氏のジョージア州でのリードは0.01%、ペンシルベニア州でのリードは0.3%となり、バイデン氏がトランプ氏に、ほぼ、追いついたと言えます。ここから、開票が進むとどのようなことが起きるのでしょうか。

この24時間で、確かにバイデン氏はトランプ氏を猛追しましたが、その猛追の勢いは、その24時間前に比べれば、衰えています。

米東部時間の11月5日(木)午前4時から6日(金)午前4時までの24時間で、2人が獲得した票数は合計235万票で、うちバイデン氏が137万票(58%)、トランプ氏が98万票(42%)でした。

その前の24時間、つまり、米東部時間の11月4日(水)午前4時から5日(木)午前4時までの24時間で、2人が獲得した票数は合計753万票で、うちバイデン氏が456万票(61%)、トランプ氏が297万票(39%)でした。

つまり、2人が獲得した票の合計に占めるそれぞれの割合は、徐々に、バイデン氏は低下、トランプ氏は上昇している訳です。バイデン氏の猛追の勢いが、低下しつつあると、言えます。

バイデン氏が郵便投票の追い風を利用して、このままトランプ氏を抜き去るか、それともトランプ氏が猛追の勢いが鈍りつつあるバイデンを退け、優位を守り切るか、見ごたえのある展開になっています。

バイデン氏は、未決の5つの州のうち、アラスカ州を除く4つの州のいずれかで勝利すれば、270人の選挙人を獲得して、一旦は、選挙戦は終了します。(仮にそうなった場合でも、すでに一部の州で法廷闘争に持ち込んでいるトランプ氏が、敗北を認めるとは考えにくいですが)

ペンシルベニアとノースカロライナの両州は、11月6日(金)が、郵便投票の到着期限と報じられています。現時点で開票率がペンシルベニア州の開票率は97%、ノースカロライナ州の開票率は94%です。この土日で、“一旦”、選挙戦が終了する可能性もあります。

図:日本時間11月6日(金)18時時点の、米大統領選挙の開票状況


出所:海外主要メディアのデータをもとに筆者作成

 

このコラムの著者

吉田 哲(ヨシダ サトル)

楽天証券経済研究所 コモディティアナリスト
1977年生まれ。2000年、新卒で商品先物会社に入社。2007年よりネット専業の商品先物会社でコモディティアナリストとして情報配信を開始。2014年7月に楽天証券に入社。2015年2月より現職。“過去の常識にとらわれない解説”をモットーとし、テレビ、新聞、雑誌などで幅広く、情報配信を行っている。2020年10月、生涯学習を体現すべく、慶應義塾大学文学部第1類(通信教育課程)に入学。