原油反発。EUがロシア産石油の禁輸を決定したことなどで。118.69ドル/バレル近辺で推移。
金反発。米10年債利回りの反落などで。1,858.15ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年09月限は13,255元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年07月限は758.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで901.6ドル(前日比6.35ドル縮小)、円建てで3,708円(前日比28円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月31日 大引け 6番限)
金 7,588円/g
白金 3,880円/g
ゴム 250.0円/kg
とうもろこし 53,800円/t
LNG 4,150.0円/mmBtu(22年6月限 4月7日午前8時59分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「積立投資を効率化させる条件」
前回は、「クイズ:30年後の資産はいくら?」として、「純金積立」「プラチナ積立」を比較する上で有用とみられる、クイズを出しました。
今回は、「積立投資を効率化させる条件」として、前回のクイズの解答を示した上で、積立投資を効率化させるための必須条件を述べます。
前回のクイズの答えは497万円です。投資金は合計360万円でしたので、資産は1.38倍(38%増)になりました。(手数料考慮後)
スタートした時の価格が5,000円で、取引を終えた時の価格が約2,100円でしたので、価格は半値以下になりました。一時90%以上、下落する場面もありました。しかしなぜ、38%もの収益を上げることができたのでしょうか。
積立て投資の損益は、「保有数量×最終価格」で計算します。つまり、いくら最終価格が低くても、保有数量が多ければ利益が出る場合があるのです。では、保有数量はどのような時に増えやすいのでしょうか。
保有数量は「価格下落時」に増える傾向があります。例えば、1万円を投資するとして、その時の貴金属価格が1万円の場合、購入できる量は1グラムです。5,000円の場合であれば2グラムです。投資金の額が変わらなければ、価格が半値になれば購入できる量は2倍になるのです。
また、「価格下落」によって効率的に増えた保有数量を、効率よく収益化するためには、取引終了前に価格が一定程度反発することが必要です。先ほどのシミュレーションで、仮に20年目で取引を終えてしまった場合、損をします。損が発生するのは、価格が一定程度反発する前に取引を終えてしまったためです。
上記より、積立て投資を効率化させるための必須条件は、(1)価格下落・低迷を利用して保有数量を増やすこと、(2)取引終了前に価格が一定程度反発すること、と言えます。
図:シミュレーションの結果 資産の額と投資金 単位:百万円
出所:筆者作成
金反発。米10年債利回りの反落などで。1,858.15ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。22年09月限は13,255元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年07月限は758.2元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで901.6ドル(前日比6.35ドル縮小)、円建てで3,708円(前日比28円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(5月31日 大引け 6番限)
金 7,588円/g
白金 3,880円/g
ゴム 250.0円/kg
とうもろこし 53,800円/t
LNG 4,150.0円/mmBtu(22年6月限 4月7日午前8時59分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「積立投資を効率化させる条件」
前回は、「クイズ:30年後の資産はいくら?」として、「純金積立」「プラチナ積立」を比較する上で有用とみられる、クイズを出しました。
今回は、「積立投資を効率化させる条件」として、前回のクイズの解答を示した上で、積立投資を効率化させるための必須条件を述べます。
前回のクイズの答えは497万円です。投資金は合計360万円でしたので、資産は1.38倍(38%増)になりました。(手数料考慮後)
スタートした時の価格が5,000円で、取引を終えた時の価格が約2,100円でしたので、価格は半値以下になりました。一時90%以上、下落する場面もありました。しかしなぜ、38%もの収益を上げることができたのでしょうか。
積立て投資の損益は、「保有数量×最終価格」で計算します。つまり、いくら最終価格が低くても、保有数量が多ければ利益が出る場合があるのです。では、保有数量はどのような時に増えやすいのでしょうか。
保有数量は「価格下落時」に増える傾向があります。例えば、1万円を投資するとして、その時の貴金属価格が1万円の場合、購入できる量は1グラムです。5,000円の場合であれば2グラムです。投資金の額が変わらなければ、価格が半値になれば購入できる量は2倍になるのです。
また、「価格下落」によって効率的に増えた保有数量を、効率よく収益化するためには、取引終了前に価格が一定程度反発することが必要です。先ほどのシミュレーションで、仮に20年目で取引を終えてしまった場合、損をします。損が発生するのは、価格が一定程度反発する前に取引を終えてしまったためです。
上記より、積立て投資を効率化させるための必須条件は、(1)価格下落・低迷を利用して保有数量を増やすこと、(2)取引終了前に価格が一定程度反発すること、と言えます。
図:シミュレーションの結果 資産の額と投資金 単位:百万円
出所:筆者作成