原油反発。米主要株価指数の反発などで。88.28ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,789.30ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年01月限は12,810元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年10月限は661.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで865.3ドル(前日比0.8ドル拡大)、円建てで3,713円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月16日 17時02分頃 6番限)
金 7,599円/g
白金 3,886円/g
ゴム 224.7円/kg
とうもろこし 45,100円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「原油下落でも、天然ガス・石炭はまだ高い」
前回は、「ガソリン下落でも、バイデン不支持は高止まり」として、米国のガソリン価格とバイデン氏の不支持傾向を確認しました。
今回は、「原油下落でも、天然ガス・石炭はまだ高い」として、世界のエネルギー価格の推移を確認します。
前回、ガソリン価格が下落しているものの、バイデン政権はしばらく不安を抱え続ける可能性があると、述べました。ここからは、世界全体に目を向けます。以下のグラフは、各種エネルギーの国際価格の推移です。
原油価格こそ下がっているものの、天然ガスと石炭価格は高騰が続いています。天然ガスと石炭の価格高騰は、電力価格高騰の直接的な原因になり得ます。電力価格高騰は、家庭や企業、公の場など、至る所での活動コストを押し上げ、インフレを加速させます。
原油は「経済の血液」と言われ、燃料だけでなく、プラスチック製品や衣服などの原料として、世界中で用いられています。このため、「原油高=インフレ進行」「原油安=インフレ沈静化」という構図がすぐにイメージできます。
とはいえ、イメージしやすいからといって、インフレの動向を原油だけに求めてはいけません。天然ガスと石炭価格の上昇が、電力価格(=経済活動時のコスト)を上昇させ、インフレを進行させる大きな要因であることにも、注意を払う必要があります。
足元、原油価格が下落していても、天然ガスと石炭の価格は高騰したままです。まだまだ世界に、大きな不安が残っていると言えます。
図:エネルギー価格の推移(2022年1月3日を100)
出所:Investing.comのデータより筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,789.30ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年01月限は12,810元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。22年10月限は661.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで865.3ドル(前日比0.8ドル拡大)、円建てで3,713円(前日比5円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月16日 17時02分頃 6番限)
金 7,599円/g
白金 3,886円/g
ゴム 224.7円/kg
とうもろこし 45,100円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「原油下落でも、天然ガス・石炭はまだ高い」
前回は、「ガソリン下落でも、バイデン不支持は高止まり」として、米国のガソリン価格とバイデン氏の不支持傾向を確認しました。
今回は、「原油下落でも、天然ガス・石炭はまだ高い」として、世界のエネルギー価格の推移を確認します。
前回、ガソリン価格が下落しているものの、バイデン政権はしばらく不安を抱え続ける可能性があると、述べました。ここからは、世界全体に目を向けます。以下のグラフは、各種エネルギーの国際価格の推移です。
原油価格こそ下がっているものの、天然ガスと石炭価格は高騰が続いています。天然ガスと石炭の価格高騰は、電力価格高騰の直接的な原因になり得ます。電力価格高騰は、家庭や企業、公の場など、至る所での活動コストを押し上げ、インフレを加速させます。
原油は「経済の血液」と言われ、燃料だけでなく、プラスチック製品や衣服などの原料として、世界中で用いられています。このため、「原油高=インフレ進行」「原油安=インフレ沈静化」という構図がすぐにイメージできます。
とはいえ、イメージしやすいからといって、インフレの動向を原油だけに求めてはいけません。天然ガスと石炭価格の上昇が、電力価格(=経済活動時のコスト)を上昇させ、インフレを進行させる大きな要因であることにも、注意を払う必要があります。
足元、原油価格が下落していても、天然ガスと石炭の価格は高騰したままです。まだまだ世界に、大きな不安が残っていると言えます。
図:エネルギー価格の推移(2022年1月3日を100)
出所:Investing.comのデータより筆者作成