原油反落。米主要株価指数の反落などで。86.22ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,786.55ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年01月限は12,890元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年10月限は663.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで859.4ドル(前日比1ドル拡大)、円建てで3,725円(前日比0円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月17日 16時42分頃 6番限)
金 7,659円/g
白金 3,934円/g
ゴム 228.3円/kg
とうもろこし 45,350円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「食糧価格は下落するも長期視点で高止まり」
前回は、「原油下落でも、天然ガス・石炭はまだ高い」として、世界のエネルギー価格の推移を確認しました。
今回は、「食糧価格は下落するも長期視点で高止まり」として、世界の食糧価格指数の推移を確認します。
以下のグラフは、FAO(国際連合食糧農業機関)が、世界全体の食糧価格を指数化した「食糧価格指数」の推移(変動が激しい食用油を除く4種平均)です。
食糧価格指数は下落しているのでしょうか、上昇しているのでしょうか。足元、やや下落したとはいえ、ウクライナ危機発生直前の水準までは下落していません。また、新型コロナがパンデミック化した直後に比べれば、およそ1.5倍の水準です。
ウクライナ危機起因の供給減少懸念が根強いこと、金融引き締めは始まっているものの、金融緩和時に放出した資金がじゃぶじゃぶな状態が続いており、投機資金が流入しやすい状況にあること、天然ガスや石炭の価格高騰により電力コストが増えていること、異常気象で生産状況が不安定な地域があることなどが、食糧価格高騰の背景に挙げられます。
原油価格が下落していても、食糧価格は高止まりしたままです。米国の利上げは確かに原油相場を押し下げたかもしれませんが、それ以外のエネルギーや食糧価格は押し下げていないと言えるでしょう。
まだまだ世界に、大きな不安が残っています。
図:食糧価格指数の推移(食用油を除く4種平均)
出所:FAO(国連食糧農業機関)のデータより筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,786.55ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年01月限は12,890元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年10月限は663.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで859.4ドル(前日比1ドル拡大)、円建てで3,725円(前日比0円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(8月17日 16時42分頃 6番限)
金 7,659円/g
白金 3,934円/g
ゴム 228.3円/kg
とうもろこし 45,350円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「食糧価格は下落するも長期視点で高止まり」
前回は、「原油下落でも、天然ガス・石炭はまだ高い」として、世界のエネルギー価格の推移を確認しました。
今回は、「食糧価格は下落するも長期視点で高止まり」として、世界の食糧価格指数の推移を確認します。
以下のグラフは、FAO(国際連合食糧農業機関)が、世界全体の食糧価格を指数化した「食糧価格指数」の推移(変動が激しい食用油を除く4種平均)です。
食糧価格指数は下落しているのでしょうか、上昇しているのでしょうか。足元、やや下落したとはいえ、ウクライナ危機発生直前の水準までは下落していません。また、新型コロナがパンデミック化した直後に比べれば、およそ1.5倍の水準です。
ウクライナ危機起因の供給減少懸念が根強いこと、金融引き締めは始まっているものの、金融緩和時に放出した資金がじゃぶじゃぶな状態が続いており、投機資金が流入しやすい状況にあること、天然ガスや石炭の価格高騰により電力コストが増えていること、異常気象で生産状況が不安定な地域があることなどが、食糧価格高騰の背景に挙げられます。
原油価格が下落していても、食糧価格は高止まりしたままです。米国の利上げは確かに原油相場を押し下げたかもしれませんが、それ以外のエネルギーや食糧価格は押し下げていないと言えるでしょう。
まだまだ世界に、大きな不安が残っています。
図:食糧価格指数の推移(食用油を除く4種平均)
出所:FAO(国連食糧農業機関)のデータより筆者作成