原油反落。米主要株価指数の反落などで。87.78ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,724.45ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所) 国慶節のため休場。
上海原油(上海国際能源取引中心) 国慶節のため休場。
金・プラチナの価格差、ドル建てで803.75ドル(前日比2.45ドル縮小)、円建てで3,857円(前日比21円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月6日 17時25分頃 6番限)
金 7,954円/g
白金 4,097円/g
ゴム 232.9円/kg
とうもろこし 50,650円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「下落圧力、多くが『ドル高』由来」
前回は、「CRB指数はドル指数と反対に動いた」として、CRB指数、金(ゴールド)、ドル指数の推移を確認しました。
今回は、「下落圧力、多くが『ドル高』由来」として、足元の主要国際指標(ドル建て商品)の材料を確認します。
以下の図のとおり、「ドル高」は、原油や非鉄、農産物、そして金(ゴールド)などの国際指標と呼ばれる市場に、幅広く、下落圧力をかけています。
「需要減退懸念」は原油、非鉄、農産物の、「ドルとの比較(代替通貨の視点)」は、金(ゴールド)の、個別の下落要因です。「2階建て構造の下落圧力」が、コモディティ(金を含む)の国際指標市場を下落に導いているわけです。
個別の上昇圧力は、原油、非鉄、農産物では「供給制約」「政策起因の需給引き締まり」「生産コスト増」が、金(ゴールド)では「リスク拡大(有事ムードの視点)」、「株価不安定化(代替資産の視点)」がきっかけとなり、作用しています。
しかし、価格が下落していることからわかるとおり、足元、上昇圧力の合計は、2階建て構造の下落圧力の合計よりも小さいと言えます。上昇圧力の合計と下落圧力の合計が相殺し、その結果、価格が下落していると、考えられます。(上昇要因が存在しないわけではない)
「ドル高」が支配的となり、足元、コモディティ市場全般が下落している中、今後、ドルが下落した場合、何が起きるでしょうか。2階建て構造の下落圧力が大きく低下する可能性があります。特に「金(ゴールド)」においては、下落要因の多くが取り除かれる環境になるかもしれません。
図:足元の主要国際指標(ドル建て商品)の材料
出所:筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,724.45ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所) 国慶節のため休場。
上海原油(上海国際能源取引中心) 国慶節のため休場。
金・プラチナの価格差、ドル建てで803.75ドル(前日比2.45ドル縮小)、円建てで3,857円(前日比21円縮小)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(10月6日 17時25分頃 6番限)
金 7,954円/g
白金 4,097円/g
ゴム 232.9円/kg
とうもろこし 50,650円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY金先物(期近) 日足 単位:ドル/トロイオンス
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「下落圧力、多くが『ドル高』由来」
前回は、「CRB指数はドル指数と反対に動いた」として、CRB指数、金(ゴールド)、ドル指数の推移を確認しました。
今回は、「下落圧力、多くが『ドル高』由来」として、足元の主要国際指標(ドル建て商品)の材料を確認します。
以下の図のとおり、「ドル高」は、原油や非鉄、農産物、そして金(ゴールド)などの国際指標と呼ばれる市場に、幅広く、下落圧力をかけています。
「需要減退懸念」は原油、非鉄、農産物の、「ドルとの比較(代替通貨の視点)」は、金(ゴールド)の、個別の下落要因です。「2階建て構造の下落圧力」が、コモディティ(金を含む)の国際指標市場を下落に導いているわけです。
個別の上昇圧力は、原油、非鉄、農産物では「供給制約」「政策起因の需給引き締まり」「生産コスト増」が、金(ゴールド)では「リスク拡大(有事ムードの視点)」、「株価不安定化(代替資産の視点)」がきっかけとなり、作用しています。
しかし、価格が下落していることからわかるとおり、足元、上昇圧力の合計は、2階建て構造の下落圧力の合計よりも小さいと言えます。上昇圧力の合計と下落圧力の合計が相殺し、その結果、価格が下落していると、考えられます。(上昇要因が存在しないわけではない)
「ドル高」が支配的となり、足元、コモディティ市場全般が下落している中、今後、ドルが下落した場合、何が起きるでしょうか。2階建て構造の下落圧力が大きく低下する可能性があります。特に「金(ゴールド)」においては、下落要因の多くが取り除かれる環境になるかもしれません。
図:足元の主要国際指標(ドル建て商品)の材料
出所:筆者作成