原油反発。米主要株価指数の反発などで。87.88ドル/バレル近辺で推移。
金反発。ドル指数の反落などで。1,647.10ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年01月限は12,190元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年12月限は692.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで703.2ドル(前日比7.4ドル縮小)、円建てで3,505円(前日比2円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月1日 16時35分頃 6番限)
金 7,795円/g
白金 4,290円/g
ゴム 215.0円/kg
とうもろこし 50,740円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「急増する米国の原油・天然ガス生産量」
前回は、「『脱ロシア』でエネルギー業界が大きく変化」として、「脱ロシア」がエネルギー業界に与えている影響を確認しました。
今回は、「急増する米国の原油・天然ガス生産量」として、米国の原油と天然ガスの生産量を確認します。
前回述べたキーワード「米国石油業界の活性化」に関連する、米国国内の原油と天然ガスの生産動向を確認します。「[Vol.1346] 世界No.1の産油国・産ガス国はどこ?」で述べたとおり、米国は原油、天然ガスともに、ロシアやサウジアラビアをしのぐ、世界No.1の生産国です(BPの統計より。2021年)。
米国では、探索・採掘技術の向上、国内需要増加、政策的な支援などを背景に起きた「シェール革命」により、この10年で原油と天然ガスの生産量は1.5倍以上になりました。
EIA(米エネルギー情報局、米国の政府機関。U.S. Energy Information Administration)は、米国に七つ、シェール(天然ガスや原油を含んだ頁岩(けつがん)層)主要地区があるとしています(詳細は「[Vol.1304] 米国のシェールガス・オイルの事情を確認)を参照)。
この七つの主要地区の原油生産量の合計は、米国全体のおよそ75%、同天然ガスの生産量は米国全体の87%です(EIAの統計より推計。2022年9月)。端的に言えば、「シェールが増えれば、米国全体のエネルギー生産が増える」わけです。
原油も天然ガスも、コロナショックによる需要減少や価格急落により、一時的に生産量が減少したものの、その後は、回復しています。天然ガスの生産量については、シェール主要地区、米国全体ともに、コロナショック前の水準を上回っています。
生産量増加は、世界景気が冷え込みつつある中でも、米国国内あるいは米国が輸出する先に旺盛な需要があることを、示唆しているといえるでしょう。
図:米国の原油と天然ガスの生産量(全体・シェール主要地区)
出所:EIA(米エネルギー情報局)のデータをもとに筆者作成
金反発。ドル指数の反落などで。1,647.10ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反発。23年01月限は12,190元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反発。22年12月限は692.4元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで703.2ドル(前日比7.4ドル縮小)、円建てで3,505円(前日比2円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(11月1日 16時35分頃 6番限)
金 7,795円/g
白金 4,290円/g
ゴム 215.0円/kg
とうもろこし 50,740円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「急増する米国の原油・天然ガス生産量」
前回は、「『脱ロシア』でエネルギー業界が大きく変化」として、「脱ロシア」がエネルギー業界に与えている影響を確認しました。
今回は、「急増する米国の原油・天然ガス生産量」として、米国の原油と天然ガスの生産量を確認します。
前回述べたキーワード「米国石油業界の活性化」に関連する、米国国内の原油と天然ガスの生産動向を確認します。「[Vol.1346] 世界No.1の産油国・産ガス国はどこ?」で述べたとおり、米国は原油、天然ガスともに、ロシアやサウジアラビアをしのぐ、世界No.1の生産国です(BPの統計より。2021年)。
米国では、探索・採掘技術の向上、国内需要増加、政策的な支援などを背景に起きた「シェール革命」により、この10年で原油と天然ガスの生産量は1.5倍以上になりました。
EIA(米エネルギー情報局、米国の政府機関。U.S. Energy Information Administration)は、米国に七つ、シェール(天然ガスや原油を含んだ頁岩(けつがん)層)主要地区があるとしています(詳細は「[Vol.1304] 米国のシェールガス・オイルの事情を確認)を参照)。
この七つの主要地区の原油生産量の合計は、米国全体のおよそ75%、同天然ガスの生産量は米国全体の87%です(EIAの統計より推計。2022年9月)。端的に言えば、「シェールが増えれば、米国全体のエネルギー生産が増える」わけです。
原油も天然ガスも、コロナショックによる需要減少や価格急落により、一時的に生産量が減少したものの、その後は、回復しています。天然ガスの生産量については、シェール主要地区、米国全体ともに、コロナショック前の水準を上回っています。
生産量増加は、世界景気が冷え込みつつある中でも、米国国内あるいは米国が輸出する先に旺盛な需要があることを、示唆しているといえるでしょう。
図:米国の原油と天然ガスの生産量(全体・シェール主要地区)
出所:EIA(米エネルギー情報局)のデータをもとに筆者作成