原油反発。米主要株価指数の反発などで。75.05ドル/バレル近辺で推移。
金反落。ドル指数の反発などで。1,993.40ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年09月限は11,770元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年06月限は531.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで910.95ドル(前日比5.15ドル拡大)、円建てで4,066円(前日比34円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月28日 19時00分頃 6番限)
金 8,651円/g
白金 4,585円/g
ゴム 210.9円/kg
とうもろこし 41,250円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「相手への理解が原油高を終わらせるカギ」
前回は、「ウクライナ危機は『後戻り防止装置』」として、WTI原油先物のこれまでの推移を振り返りました。
今回は、「相手への理解が原油高を終わらせるカギ」として、国内大手新聞の主要面の見出しを確認します。
SDGsを上手に進めていくことで、インフレやウクライナ危機が終らない状況を打開できると、筆者は考えています。SDGsを進めていく上で重要なことは、「俯瞰的であること(誰一人、何一つ置き去りにせず、17の目標を抜け漏れなく対応すること)」です。
加えて、SDGsをビジネス利用しないことも重要だと考えます(ビジネスで利用すると、必ずどこかで置き去りや金銭的な衝突が発生してしまう)。
まず先にやらなければならないのは、「向こう側」にいる相手を知り、配慮を見せることです(2015年から現在に至るまで、西側は非西側(特に産油国)への配慮を欠いた上で、SDGsをビジネス利用してしまった)。
世界には無数の「正義」が存在します。先進国だから、民主国家だから、自由経済を採用しているから、正しいなどということは一切ありません。自分の正義の向こう側に、その正義を正義と思っていない人がいると考えることが、俯瞰の一歩になります。
ロシアが西側に置き去りにされて意固地になり、その成れの果てにウクライナ危機を勃発させた、そして今、そのロシアに産油国や多数の非西側国家が追随している。などという話が本当なのであれば、西側はどうすればよいのでしょうか。
豊かな生活を放棄し、産油国に依存しないようにする(産油国から剥(は)がされそうになる恐怖からも解放される)のも一計かもしれませんが、一度豊かな生活を覚えた人間がそれを放棄することなどできないでしょう。
かといって、化石燃料を湯水のように使っていた数十年前の生活に戻ることもできません。ましてや、環境問題をここまで大規模にした手前、いまさら二酸化炭素を出しても大丈夫などとは言えません。
また、技術革新で化石燃料を使わない世界を創るという話がありますが、高インフレや分断は極まっており、もはや待つ時間はありません。
では、どうするか。対話で前進する以外に方法はないでしょう。対話の糸口を見つけるにも、やはり「俯瞰」が有効です。
以下は、4月23日付けの国内大手新聞の主要面の見出しです。明確に「西側」と「非西側」に分類することができます。紙面では、これらの関わりがある旨の記載はありませんでしたが、このように分類するだけで、我々日本人にも「非西側」の世界がぼんやりと見えてくるはずです。
そこに人々の生活があって、そこでモノや情報やお金が動いているのです。我々と同じなのです。
お互いを理解すること、理解した上で対話すること、対話した上で解決策を導き出すこと、解決策を導き出した上で実行すること、実行した上で検証すること。西側と非西側が、ここまでできる日は来るのでしょうか。
おそらくその日が来るころには、ウクライナ危機は終わっているかもしれません。そして原油価格はいまよりも、安い水準で推移しているかもしれません。西側(消費国)も非西側(産油国など)も、納得できるSDGsが実現していることでしょう。
そのような日が来るまで、ウクライナ危機や、それが一因で固定化されている西側と非西側の分断、そして高インフレ、原油高は、続く。筆者はそう考えています。
図:国内大手新聞の主要面の見出し(4月23日付)
出所:各種情報源より筆者作成
金反落。ドル指数の反発などで。1,993.40ドル/トロイオンス近辺で推移。
上海ゴム(上海期貨交易所)反落。23年09月限は11,770元/トン付近で推移。
上海原油(上海国際能源取引中心)反落。23年06月限は531.7元/バレル付近で推移。
金・プラチナの価格差、ドル建てで910.95ドル(前日比5.15ドル拡大)、円建てで4,066円(前日比34円拡大)。価格の関係はともに金>プラチナ。
国内市場は以下のとおり。(4月28日 19時00分頃 6番限)
金 8,651円/g
白金 4,585円/g
ゴム 210.9円/kg
とうもろこし 41,250円/t
LNG 6,300.0円/mmBtu(22年10月限 8月5日午前10時35分時点)
●NY原油先物(期近) 日足 単位:ドル/バレル
出所:楽天証券の取引ツール「マーケットスピードⅡ」より
●本日のグラフ「相手への理解が原油高を終わらせるカギ」
前回は、「ウクライナ危機は『後戻り防止装置』」として、WTI原油先物のこれまでの推移を振り返りました。
今回は、「相手への理解が原油高を終わらせるカギ」として、国内大手新聞の主要面の見出しを確認します。
SDGsを上手に進めていくことで、インフレやウクライナ危機が終らない状況を打開できると、筆者は考えています。SDGsを進めていく上で重要なことは、「俯瞰的であること(誰一人、何一つ置き去りにせず、17の目標を抜け漏れなく対応すること)」です。
加えて、SDGsをビジネス利用しないことも重要だと考えます(ビジネスで利用すると、必ずどこかで置き去りや金銭的な衝突が発生してしまう)。
まず先にやらなければならないのは、「向こう側」にいる相手を知り、配慮を見せることです(2015年から現在に至るまで、西側は非西側(特に産油国)への配慮を欠いた上で、SDGsをビジネス利用してしまった)。
世界には無数の「正義」が存在します。先進国だから、民主国家だから、自由経済を採用しているから、正しいなどということは一切ありません。自分の正義の向こう側に、その正義を正義と思っていない人がいると考えることが、俯瞰の一歩になります。
ロシアが西側に置き去りにされて意固地になり、その成れの果てにウクライナ危機を勃発させた、そして今、そのロシアに産油国や多数の非西側国家が追随している。などという話が本当なのであれば、西側はどうすればよいのでしょうか。
豊かな生活を放棄し、産油国に依存しないようにする(産油国から剥(は)がされそうになる恐怖からも解放される)のも一計かもしれませんが、一度豊かな生活を覚えた人間がそれを放棄することなどできないでしょう。
かといって、化石燃料を湯水のように使っていた数十年前の生活に戻ることもできません。ましてや、環境問題をここまで大規模にした手前、いまさら二酸化炭素を出しても大丈夫などとは言えません。
また、技術革新で化石燃料を使わない世界を創るという話がありますが、高インフレや分断は極まっており、もはや待つ時間はありません。
では、どうするか。対話で前進する以外に方法はないでしょう。対話の糸口を見つけるにも、やはり「俯瞰」が有効です。
以下は、4月23日付けの国内大手新聞の主要面の見出しです。明確に「西側」と「非西側」に分類することができます。紙面では、これらの関わりがある旨の記載はありませんでしたが、このように分類するだけで、我々日本人にも「非西側」の世界がぼんやりと見えてくるはずです。
そこに人々の生活があって、そこでモノや情報やお金が動いているのです。我々と同じなのです。
お互いを理解すること、理解した上で対話すること、対話した上で解決策を導き出すこと、解決策を導き出した上で実行すること、実行した上で検証すること。西側と非西側が、ここまでできる日は来るのでしょうか。
おそらくその日が来るころには、ウクライナ危機は終わっているかもしれません。そして原油価格はいまよりも、安い水準で推移しているかもしれません。西側(消費国)も非西側(産油国など)も、納得できるSDGsが実現していることでしょう。
そのような日が来るまで、ウクライナ危機や、それが一因で固定化されている西側と非西側の分断、そして高インフレ、原油高は、続く。筆者はそう考えています。
図:国内大手新聞の主要面の見出し(4月23日付)
出所:各種情報源より筆者作成