SPAN(すぱん)

各市場参加者が積み立てる証拠金額の計算は、シカゴマーカンタイル取引所が開発したSPANにより行われます。各市場参加者は、通常、いくつかの商品を複合的に取引して、その寄せ集めとしてのポートフォリオを持っています。このSPANは、そうしたポートフォリオを構成するさまざまな資産クラスのリスクを相殺(ネットアウト)したうえで、必要となる証拠金を計算する方式です。SPANは、世界の主要取引所で採用されている証拠金計算方法のグローバルスタンダードといわれるもので、わが国の主要取引所でも導入されています。