商品先物情報の調べ方・見方(上)
配信元:みんかぶ先物 著者:MINKABU PRESS

商品先物情報の調べ方・見方(上)

商品先物の関連情報を入手しよう(上)~ 初心者のためのデリバティブ取引ことはじめ

1.現在価格を知ることが投資の第一歩

商品先物の価格を知る方法は幾つかありますが、基本的には取引している商品先物業者、ならびに証券会社の顧客向けサイト内で提供されているはずです。しかし、20分遅れの価格であれば、他にも商品先物の価格を知る方法はあります

例えば日本取引所グループ(JPX)のホームページです。ここには大阪取引所(OSE)で取引されている先物商品の価格情報が掲載されています。また、東京商品取引所(TOCOM)で取引されている商品先物についてはTOCOM、大阪堂島商品取引所(ODE)で取引されている商品先物については、ODEのホームページにそれぞれ掲載されています。

【参考】JPXグループOSE:「先物・オプション関連」から「商品先物情報」をクリック
https://www.jpx.co.jp/markets/derivatives/index.html
【参考】ODE:ホームページ(各商品の「相場情報」をクリック)
https://www.ode.or.jp/index.html

ここでは参考までにOSEで取引されている商品先物の価格情報のページを見てみましょう。画面上のタブ①はデフォルトで「日通し」の価格が選択されていますが、ここでは便宜上、「日中」のタブをクリックして、日中の価格を見ています。また、金先物オプションの価格情報につきましては②をクリックしてご覧ください。

商品先物価格情報
【参考】JPXグループOSE:「商品先物価格情報」2020年8月25日現在

それでは、金標準先物の21年6月限の価格などを③で見てみましょう。取引日は8月25日、8時45分の始値は6580円、高値は13時6分の6605円、安値は9時4分の6572円、現在値(ここでは取引最終値になります)は15時15分の6590円、そして清算値段は6584円でした。

現在値の前日比は+6円、取引高は5896枚です。最終売り気配は6590円で1枚、買い気配は6589円で1枚でした。清算値段は6584円でしたので、制限値幅は上限が6984円( = 6584円+通常制限値幅※)、下限が6184円( = 6584円-通常制限値幅)になります。8月24日現在の建玉は3万111枚です。

そして④の「金標準先物」をクリックすると、下のように金標準先物の日中足チャートが表示されます。もちろん、価格と同様に20分遅れの表示となります。デフォルトでは期先が表示され、8月25日現在では期先として2021年6月限が表示されます。

金標準先物期先21年6月限
【参考】JPXグループOSE:「金標準先物 期先21年6月限」2020年8月25日現在

ご覧の通り、このチャートはローソク足からラインチャートへの変更、チャート表示期間のほか、分足から日足、週足、月足への変更が可能になっています。

ポイント①
商品先物の現在価格は、取引先の商品先物業者や証券会社以外でも20分遅れならば各取引所のホームページなどで確認できる

2.各商品先物の価格を見る上での注意点

従来TOCOMに上場していた一部商品(貴金属、ゴム、農産物。以下、「移管商品」)が2020年7月27日にOSEへ移管されました。これに伴って、移管商品の関連情報のウェブサイト掲載場所などが以下のように変更されています。

マーケットニュース
【参考】JPX:「東京商品取引所から大阪取引所への商品移管に伴うウェブサイト掲載場所の変更等について」2020年7月2日マーケットニュース
https://www.jpx.co.jp/news/0060/20200702-01.html

もっとも、TOCOMで引き続き取引されている商品(原油および電力など)の関連情報は、これまでと同様TOCOMウェブサイトに掲載されています。そのため価格についても、OSEで取引されている商品はOSEの「商品先物価格情報」を、そしてTOCOMで取引されている商品はTOCOMの「相場表」をみることになります

【参考】JPXグループTOCOM:相場表(各商品をクリック)
https://www.tocom.or.jp/jp/market/kobetu/index.html

ちなみに各商品先物の過去の価格データに関しても、OSEでは「月間相場表」でエクセルのデータを、TOCOMではヒストリカルデータの「ダウンロードページ」でCSV形式のデータを、それぞれダウンロードして取得することができます。ただし、OSEに移管された商品の移管前の価格データに関しては、TOCOMの「ダウンロードページ」で取得することになります。

【参考】JPXグループOSE:「月間相場表」
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-derivatives/monthly-quotations/index.html
【参考】JPXグループTOCOM:「ダウンロードページ」
https://www.tocom.or.jp/jp/historical/download.html

またODEに上場している商品の価格データはODEの「ヒストリカルデータ」でCSV形式のデータをダウンロードして取得できます。

【参考】ODE:「ヒストリカルデータ」
https://www.ode.or.jp/market/his_index.html
ポイント②
取引業者以外から各商品の価格ならびに過去の価格データを知るには、各商品が上場している取引所のホームページにアクセスしてデータを入手する

3.みんかぶ先物で商品先物の情報などを見る

もちろん、商品先物の価格は、「みんかぶ先物」のトップページでも、一部をチャートと併せて紹介しています。

みんかぶ先物トップページ
【参考】みんかぶ先物:トップページ(8月25日現在)
https://fu.minkabu.jp/

みんかぶ先物のトップページでは金標準先物、プラッツドバイ原油(※)の価格と日足チャートを表示しています。そして、⑤でチャートを5分足、10分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足に変更することができます。また、⑥をクリックすると、以下のように銀先物、白金標準先物の価格やチャートもご覧になれます。

※代表的な中東原油であるドバイ原油は、世界的な価格調査機関であるS&Pグローバル・プラッツ社が発表する価格が現物の指標となっていますが、この価格はTOCOMの原油先物市場価格をベースに日々決定されています。

みんかぶ先物チャート一覧
【参考】みんかぶ先物:価格/チャート一覧(8月25日現在)
https://fu.minkabu.jp/chart

ここでもチャートを5分足、10分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足に変更することができるほか、⑦のように各銘柄の画面をクリックすると、以下のように詳細なチャートを表示することができます。

金標準先物トップ.
【参考】みんかぶ先物:金標準先物(東京金)TOP
https://fu.minkabu.jp/chart/tgold

この画面の⑧で各限月のチャートや様々なテクニカル指標、他の商品と比較する複合チャートなども描くことができます。加えて⑨では関連ニュースや他の商品や株式との相関係数、連動商品などを見ることもできます。そして、➉では各限月の現在価格などをみることも可能です。

みんかぶ先物では各商品の価格やチャートだけでなく、関連ニュースも報じています。先ほどご覧いただいたみんかぶ先物のトップページの⑪「ニュース」をクリック、もしくは画面を下にスクロールすると関連ニュースを確認することができます

みんかぶ先物トップページ
【参考】みんかぶ先物:トップページ(8月25日現在)
https://fu.minkabu.jp/

下図は上の⑪「ニュース」をクリックした際に表れる画面です。デフォルトでは「全てのニュース一覧」が選択されていますが、ここでは⑫「商品」をクリックして「商品ニュース一覧」を表示しました。

みんかぶ先物ニュース一覧
【参考】みんかぶ先物:商品ニュース一覧(8月25日現在)
https://fu.minkabu.jp/news?category=commodity
ポイント③
みんかぶ先物では一部商品の価格やチャートのほか、関連ニュースも報じている

※「商品先物の関連情報を入手しよう(下)」に続く

このコラムの著者

MINKABU PRESS
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