株価指数先物(かぶかしすうさきもの)

株価指数先物は、株価指数を原資産とする先物です。株価指数先物の期日決済(満期到来時に行われる決済)は、差金決済(先物取引時点で決めた先物価格と期日到来時点の株価指数との差を現金で決済)が導入されています。これは、仮に株価指数先物が受渡しによる決済方法しかないとすると、先物の売り手は指数を構成する銘柄すべてを指数のウエイト通りに買い付けて引き渡す必要があり、一方、先物の買い手がこれを現金化するためには、そうした数多くの銘柄の株式を売ることになります。そうなると、それによる手数料、労力、マーケットインパクト等のコストは莫大なものになりかねません。したがって、株価指数先物の決済は、現物受渡しに代わって差金決済により行われます。