原資産(げんしさん)

先物の取引対象を「原資産」(underlying asset)といいます。これは、元になる資産(原資産)があって、その資産の値動きに影響される商品が先物等の派生商品であることから、その元になる商品を原資産というわけです。これからいうと、たとえば大豆先物の原資産は大豆であり、通貨先物の原資産は通貨(外国為替相場)となります。なお、先物の対象が資産から、たとえば気温や降雪量等の気象条件、さらには二酸化炭素等の環境関連にまで裾野が広がることによって、原資産という言葉が必ずしも相応しくないケースも出てきていますが、それでも多くの場合、原資産といった呼び方がされています。